旅はパノラマ

旅はパノラマ

『旅はパノラマ』は中京テレビが製作し、日本テレビ系列の一部で放送されていた旅行情報番組です。この番組は1985年4月6日から2007年9月29日までの22年6か月にわたり放送され、名鉄グループの協賛を受けていました。主に15分という短い枠で放送され、グルメや名所情報を中心に構成されていました。

番組の特徴

この番組は、初めて「女性が作る女性のための旅番組」として立ち上げられました。当初は、リポーターやスタッフはすべて女性で統一されており、彼女たちが訪れた場所の魅力を存分に引き出していました。また、リポーターの体験を記録した写真がスタッフロールの代わりに映し出されるなどの独自の演出もあり、視聴者に親しみを持たれていました。しかし、3年目からは段階的に男性スタッフが増えていき、男性リポーターの起用も始まりました。

放送時間の変遷

『旅はパノラマ』は長い間、土曜日の午前7:30に放送され、当時の他の人気番組との兼ね合いで、時には番組を途中で抜ける形もありました。この状況は、1996年10月に放送枠が土曜17:00に移動してからようやく解消されました。その後も1998年には土曜11:45枠に移行しましたが、2003年3月にはレギュラー放送を終了し、特別番組として放送されるようになりました。その際、放送時間は55分に拡大され、特別ゲストを迎える形に変化しました。

出演者の変遷

番組初期には、一般女性をリポーターとして起用し、彼女たちとともに旅をする形式が取られていました。3年目からは、輪番制に移行し、タレントを起用することも増えました。1997年から1999年までの主要なリポーターには安田美香、2000年から2002年には宮崎順子、2004年から2006年には片岡鶴太郎が毎回のゲストリポーターとして登場しました。

番組のスタイルと最終回

2006年からは再び15分の短編形式に戻り、元の放送枠である土曜11:45で毎週放送されましたが、2007年9月にその歴史に幕を下ろしました。放送終了後、同じチャンネルでは名鉄の協賛による新たな旅番組『ゴリ夢中』がスタートし、視聴者に新たな旅の楽しみを提供しました。

『旅はパノラマ』は、特別な旅の視点を提供し、長い間愛され続けた番組として、多くの人にとって思い出深い存在となっています。

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