旗手浩二

旗手 浩二 - 社会人野球界の名選手と指導者

旗手浩二（はたてこうじ、1966年10月25日生まれ）は、大阪府出身の元社会人野球選手であり、現在は指導者としても活動している人物です。彼は内野手（主に遊撃手と二塁手）として、右投げ右打ちのスタイルで知られています。身長171cm、体重73kgという体格を持つ彼は、在籍したスポーツ界で数々の記録を打ち立ててきました。さらに、サッカー選手の旗手怜央は彼の長男です。

学生時代の活躍

旗手はPL学園高等学校での学生生活を経て、注目の選手として成長しました。彼は、名監督・中村順司の指導のもと、1年下には清原和博や桑田真澄、松山秀明など、後にプロ野球界で活躍する選手たちと共に学びました。更に、同級生や後輩の中にもプロ入りした選手が多数存在しました。

1983年、彼の在学中、PL学園は第65回全国高等学校野球選手権大会で見事優勝を果たしますが、旗手は残念ながらそのメンバーには選ばれませんでした。翌1984年には、3年生として第56回選抜高等学校野球大会及び第66回全国高等学校野球選手権大会に出場。特に、選抜大会の1回戦では本塁打を記録するなど活躍し、PL学園の1試合6本塁打という記録は今なお破られていません。

準決勝では相手チームのエースに苦しむも、1塁走者として全力疾走を見せ、サヨナラ勝ちにつながる生還を果たします。決勝戦と夏の大会決勝では連続して敗戦を喫しましたが、彼のプレーは観客に強い印象を与えました。

大学時代の活躍

1985年に法政大学に進学し、同校でも野球を続けました。彼の在学中には5度のリーグ優勝を果たし、特に3年秋からは3季連続優勝を経験します。大学での経験は、彼の技術や戦略を大きく向上させるものでした。

社会人野球の道

大学卒業後、1989年に本田技研鈴鹿に入部し、ここで社会人野球選手として新たなスタートを切ります。1990年から1999年まで、彼はこのチームで10年連続都市対抗野球大会に出場し、そのうち6度は補強選手としての参加も果たしました。

特に、彼は1992年と1994年の都市対抗野球大会でのパフォーマンスが光り、1994年には優勝を遂げた際に二塁手として優秀選手の称号を手にしました。また、彼は1993年にはアジア野球選手権の日本代表として選出され、国際舞台でもその才能を発揮しました。

社会人野球日本選手権大会には1990年と1998年の2度出場し、さまざまな試合で経験を積んでいます。1999年には選手としてのキャリアを終了しましたが、その後も2002年からはホンダ鈴鹿の監督としてチームを指導し、選手育成に尽力しています。

旗手浩二は、選手としての華々しいキャリアを経て、現在は若い選手たちの指導に情熱を注いでいる人物です。彼の経験や知識は、次世代の選手たちにとって貴重な財産となっていることでしょう。

もう一度検索