日下部かおり

日下部 かおりのプロフィール

日下部 かおり（くさかべ かおり、1966年生まれ）は、日本を代表する女性ピアニスト、声楽家（ソプラノ）、音楽家、そして声優として多岐にわたって活動しています。長野県豊丘村に生まれ育った彼女は、音楽への情熱を幼少期から育んできました。彼女の母親は高校の音楽教師であり、日下部が生まれる際に自身のピアノ教室を開校しました。日下部は一人っ子として、家庭の影響を受けながら音楽の世界に足を踏み入れていきます。

音楽の道のり

小学1年生でピアノを習い始めた日下部は、クヴィタ・ピリンスカや久保田惠子の指導を受けました。中学校を経て長野県飯田高等学校では演劇部に所属し、演技の技術も磨きました。高校在学中に筝曲師範の資格を取得しましたが、在籍していた学校には筝曲部が存在しなかったため、母によるレッスンを受けるなどして研鑽を積みました。この頃から音楽に対する愛情が一層深まり、進学の道へと進みます。

国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻を卒業後、日下部は劇団青年座の養成所で舞台の基礎を学び、放送声優としても活動を開始しました。1988年にはテレビアニメ『鎧伝サムライトルーパー』でナスティ柳生役を演じ、音声ドラマにも出演しました。しかし、母の病気がきっかけで長野県に帰郷し、ピアニストとしてのキャリアに専念します。

ミュージックキャンプ・プラハ

2010年以降、彼女はミュージックキャンプ・プラハに毎年参加し、ピアノソロや室内楽の技術を磨きました。このキャンプで6回のディプロマを取得し、2014年には音楽教育法のディプロマも取得しました。その後、ピアノソロ及びデュオとして、多数のコンサートに出演しており、特にチェコの名門弦楽四重奏団との共演では評価を得ています。

教育への情熱

日下部は自身の演奏活動だけでなく、音楽教育にも力を入れており、音楽教室「La Musica」を主宰しています。また、ワークショップ「おんがくであそぼう」などを通じて、若い音楽家の育成に貢献しています。彼女の教育に対する情熱は、生徒たちに大きな影響を与えています。

日下部 かおりは、演奏家としてだけでなく、教育者としての顔も持つ多才な音楽家です。彼女の音楽活動は今後も多くの人々に感動を与えることでしょう。

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