日向琴子

日向 琴子

日向 琴子（ひゅうが ことこ）氏は、1976年5月15日に大阪府に生まれました。漫画家としてデビュー後、その活動範囲はグラビア、モデル、女優、タレント、実業家、ホテル評論家、さらには高野山真言宗の尼僧に至るまで、極めて多岐にわたります。

略歴

幼少期の一部、7歳から14歳までの間を鹿児島県の秘境とされる離島で過ごし、自然豊かな環境で育ちました。10代後半で上京し、22歳で漫画家としてプロの世界へ。以降、単に漫画を描くだけに留まらず、エッセイ執筆、モデル、グラビアなど、様々なメディアで広く活躍の場を広げていきます。

その多彩な才能の一つとして、ホテル評論家としても知られ、関連する執筆活動やメディア出演も多数。また、美容コンテストにおいても才能を発揮し、第4回国民的美魔女コンテストでは「スリム美魔女賞」を受賞しています。

社会貢献活動にも熱心で、長年にわたり性感染症やエイズに関する予防啓蒙活動をライフワークとして続けています。エイズ予防財団や政府外郭団体の発行物、ポスターのイラスト制作を担当するなど、その活動は広範に及び、制作したポスターの一部は高校の教科書にも掲載されるなど、教育現場にも影響を与えています。

実業家としての顔も持ち、2014年にはWEBテレビ局を運営する企業（マックスメディアコーポレーション）の社長に就任。2017年からは外資系ベンチャー企業にて、漫画アプリやカラオケアプリのプロデューサー、MCNとしても手腕を発揮しました。

私生活においては、20歳の時に11歳年上の男性と結婚しましたが、3年で別居し、14年後に離婚に至っています。その後、2019年10月20日、16歳年下で出版社勤務の一般男性と、知り合って約1年という短期間でのスピード婚を発表しました。

そして、人生の大きな転機として、2020年に高野山「清浄心院」にて得度し、仏門に入りました。2022年には高野山真言宗の重要な修行である四度加行（しどけぎょう）を満了し、教師試験にも合格。尼僧としての道を本格的に歩み始めています。

主な活動分野と作品

漫画家としては、『恋愛白書スタート』や『ピンキーティーンズ』など、多様なレーベルで多数の読み切りや連載作品を発表。また、自身の体験を元にしたコミックエッセイや、広告タイアップ漫画なども手掛けています。代表的な単行本に『恋のトリセツ・Hのカテキョ』や、自身のダイエット経験を描いた『ヤセなきゃクビ! 人生がけっぷちダイエット』などがあります。

エッセイスト、コラムニストとしては、週刊実話、夕刊フジ、日刊スポーツなど、様々な媒体で連載を担当。特にホテル評論家としての知見を活かしたコラムは人気を博しました。

書籍としては、ホテル関連の監修や著書が多く、『奇跡のラブホ活用術』、『二人の恋がもっと加速する　お泊りルール』、『おんなのこのこと教えます』などを出版。近年はルポライターとしても活動し、『ルポ　パパ活』を刊行しています。

メディア出演も非常に豊富で、テレビでは『ケンコバのバコバコテレビ』のコーナーレギュラーを務めたほか、『『ぷっ』すま』『新知識階級 クマグス』『ノンストップ!』『アッコにおまかせ!』『人生が変わる1分間の深イイ話』『ワケあり!レッドゾーン』など、情報番組やバラエティ番組に多数出演。ラジオやインターネット配信番組にも積極的に登場し、幅広い層にその存在を知られています。

女優としても、ドラマ『プロデューサーK』シリーズに自身の役で出演し、一部シリーズでは脚本も担当しました。舞台やファッションショー、様々なイベントにも参加し、その活動の場は多岐にわたります。

このように、日向琴子氏は漫画家としてスタートしつつ、常に新しい分野へ挑戦し続けてきました。グラビアアイドル、タレント、実業家、そして尼僧という、一見相反するように見える肩書きを併せ持ち、それぞれのフィールドで独自の存在感を発揮しています。その多様な経験と視点は、著書やメディア出演を通じて多くの人々に影響を与えています。

自身の波乱に満ちた人生経験や、社会への貢献活動、そして仏道という精神的な探求は、日向氏の多角的な魅力の源泉となっています。彼女の今後の活動からも目が離せません。

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