日暮かごめ

日暮かごめ

日暮かごめは、高橋留美子作の漫画『犬夜叉』に登場するヒロインです。現代に生きる普通の女子中学生でしたが、ある日突然、戦国時代へとタイムスリップし、半妖の少年・犬夜叉と共に四魂の玉を巡る冒険を繰り広げることになります。

人物

現代の日暮神社の境内で暮らす中学3年生。ごく普通の少女でしたが、15歳の誕生日に神社の祠にある古井戸から戦国時代へとタイムスリップしてしまいます。家族構成は、祖父、母、弟の草太、そして愛猫のブヨ。

戦国時代と現代を行き来する生活を送る中で、学校を休むことも多くなり、成績は徐々に低下。元々は優秀な生徒でしたが、補習を受けるほどに学力が落ちてしまいます。特に数学が苦手で、悪夢を見るほどです。

最終決戦で奈落を倒した後、四魂の玉に取り込まれかけますが、犬夜叉と共に玉の消滅を願い、現代へと生還。その後は普通の高校生として3年間を過ごしますが、卒業後、再び戦国時代へ戻り、犬夜叉と共に生きることを選びます。

外見

かごめは、犬夜叉に登場する巫女・桔梗の生まれ変わりであり、その面影を受け継いでいます。作中では、その容姿は「いい女」「かわいい」と評されることが多く、異性から想いを寄せられる場面も多々あります。現代ではセーラー服姿が基本ですが、戦国時代でも常にセーラー服を着用しています。

普段持ち歩いているリュックサックには、勉強道具や救急箱、食料など、様々なアイテムが詰め込まれています。

性格

明るく活発で、正義感の強い性格です。戦国時代の状況にもすぐに順応し、恐ろしい妖怪にも物怖じせずに立ち向かいます。また、かわいいものが大好きで、おだてに弱い一面も持っています。作者曰く「心が広い」とのこと。

犬夜叉との関係

当初は犬夜叉のことを異性として意識していませんでしたが、共に困難を乗り越える中で、次第に惹かれ合っていきます。犬夜叉を鎮めるための言霊「おすわり」は、かごめだけが使える特別な力です。

旅の中で、犬夜叉と桔梗の関係に嫉妬することもありましたが、その度に犬夜叉との絆を深めていきます。四魂の玉との戦いが終わった後は、一度は離れ離れになってしまいますが、最終的には再び結ばれ、夫婦として共に生きていくことを選びました。

戦闘能力

かごめは高い霊力を持っていますが、現代人であるため、当初の戦闘能力は高くありません。主に弓矢を使った攻撃や、霊力を使ったサポートを行います。しかし、経験を積むにつれて、その能力は開花していきます。

技

破魔の矢: 霊力を込めた矢を放ち、邪悪な存在を滅する技。桔梗から受け継いだ力であり、かごめの代表的な技の一つです。霊山にある梓山の弓を手に入れてからは、標的の盾となるものをすり抜けて攻撃することも可能になりました。
破魔の霊力: 直接触れることで、相手を浄化する技。桔梗ほど安定して使いこなすことはできません。
呪い返し: 相手が放った霊力を跳ね返す技。
邪気払い: 邪気や瘴気を浄化する技。常人では耐えられない邪気も無効化することができます。
* 言霊の念珠: 犬夜叉を鎮めるための念珠。「おすわり」という言葉に反応し、犬夜叉を地面に叩きつけます。かごめ以外には効果がありません。

日暮かごめは、その明るさと優しさで、多くの人々を魅了するヒロインです。彼女の成長と犬夜叉との愛の物語は、『犬夜叉』という作品を語る上で欠かせない要素となっています。

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