日本テレビネットワーク協議会

日本テレビネットワーク協議会（NNS）について

日本テレビネットワーク協議会（NNS）は、日本テレビをキー局として機能する日本の民間放送テレビ番組供給のための組織です。NNSは、主にテレビ番組の相互供給を目的として設立されました。なお、ニュースを供給するネットワークは別の組織である日本ニュースネットワーク（NNN）が担当しています。

1972年6月14日に設立されたNNSは、フジネットワーク（FNS）の発足からわずか3年後の出来事でありました。ただし、NNSという名称はテレビ番組においてはあまり広く使用されていません。NNSが使用された最も古い例の一つには、1978年に発行された『全民放電波広告料金表』に掲載された、日本テレビの広告があります。この広告には「日本テレビが誇る大ネットワーク」と「力の結集NNS」の見出しがあり、加盟局の地図とともにNNSのロゴが表示されていました。

現在、NNSには29の地域局が加盟していますが、その中にはテレビ宮崎（UMK）だけがNNNに加盟しているものの、NNSには加盟していない特異なケースもあります。主要な基幹局としては、日本テレビのほか、札幌テレビ、ミヤギテレビ、中京テレビ、読売テレビ、広島テレビ、福岡放送の7局が存在します。全ての基幹局はテレビ単営局であり、8局は日本テレビホールディングスの関連会社としても位置づけられています。

NNS加盟局は「民間放送43社」という団体の一員でもあり、全国高等学校サッカー選手権大会の主催を行っています。この大会を支えるためのメンバーには、全国独立放送協議会の12局やNNS非加盟の宮崎放送・沖縄テレビが含まれています。

地上デジタル放送におけるリモコンキーIDでは、日本テレビをはじめとする多くの局が「4」に割り当てられていますが、いくつかの局では別のIDが指定されています。たとえば、RAB・KNB・JRT・NKTは「1」、STV・FBSは「5」、FBCは「7」、ytvは「10」となっています。

NNSの歴史

NNSの歴史は1951年に遡ります。この年、正力松太郎による日本テレビ放送網構想が発表され、全国に直営局を持つ放送・通信ネットワークの設立が目指されました。しかし、当時の電電公社や新聞業界からの反発があり、この構想は実現しませんでした。

1957年10月22日には、34社36局に対して民間放送の一斉予備免許が交付され、その結果、日本テレビとラジオ東京を中心としたステーションネットが形成されることになりました。1959年の皇太子の成婚パレードでは、民間テレビ各社が中継を行い、日本テレビの中継には13社が参加しました。

現在のNNSにおける加盟局は、地域や都道府県を基にして順に並べられ、各局の特性や役割を反映しています。また、過去の非加盟局の状況についても言及され、NNSとNNNの関係性が明確に示されています。

NNSは、現在の日本の民間放送の環境下で重要な役割を果たしており、全国的な番組の供給と情報の共有に寄与しています。ネットワークを通じて提供されるさまざまな番組や情報は、多くの視聴者に楽しみを提供する要因ともなっています。

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