日本デー

ドイツで日本文化を満喫！日本デー（Japan-Tag）とは

日本デー（Japan-Tag, ヤーパンターク）は、ドイツのノルトライン＝ヴェストファーレン州、デュッセルドルフで毎年6月頃に開催される、日本文化を紹介する大規模なイベントです。2002年から始まり、主催はノルトライン＝ヴェストファーレン州の経済・エネルギー・産業・中小企業・手工業省 (MWEIMH)、同州経済振興公社(NRW.INVEST)、デュッセルドルフ日本商工会議所 (JIHK)、そしてデュッセルドルフ市です。

日本デー開催の背景

1999年から2000年にかけてドイツ国内で開催された「ドイツにおける日本年」という大型イベントがきっかけでした。特に多くの日本企業が進出しているノルトライン＝ヴェストファーレン州は、このイベントに協力する形で「ノルトライン＝ヴェストファーレン州における日本年」を州政府、デュッセルドルフ市、そして現地の日本人社会が共同で開催しました。その成功を受け、日独間のさらなる交流を目指し、2002年から毎年日本文化を紹介するイベントとして「日本デー」が開催されることになったのです。

驚異の集客力と多彩なコンテンツ

日本デーは毎年100万人規模の集客を誇ります。主催者発表によると、2008年には150万人、2010年には70万人が来場しました。これは、フランス・パリで開催されるJapan Expoの来場者数を大きく上回る規模であり、ヨーロッパにおける日本関連イベントとしては最大級と言えるでしょう。

会場には、寿司、たこ焼き、焼きそばなど、日本食の屋台が軒を連ねます。また、折り紙や書道といった日本の伝統文化の紹介、柔道や剣道などの武道の実演、アニメ・マンガ・J-popなどの最新ポップカルチャーまで、幅広いジャンルの日本文化が体験できます。

祭りのフィナーレを飾るのは、ヨーロッパでは珍しい、日本人花火師が手がける花火です。夜空を彩る美しい花火は、ドイツ国内だけでなく、近隣諸国からも多くの観光客を魅了します。花火の制作と打ち上げは、北陸火工が担当しています。当日の花火の様子は、西ドイツ放送で生放送されるほどの人気です。

その他の情報

日本デーは、デュッセルドルフに根付く日本人コミュニティの存在を強く感じさせるイベントでもあります。コスプレイベントなども開催され、日本のポップカルチャーファンにとっても見逃せないイベントとなっています。

関連イベントとしては、同人誌即売会、コミックマーケット、ドイツのカッセル市内で開催されるConnichi、イギリス・ロンドンで開催されるHYPER JAPAN、パリ郊外で開催されるJapan Expo、フランス・マルセイユで開催されるJapan Expo Sud、フランス・オルレアンで開催されるJapan Expo Centreなどがあります。

外部リンク

デュッセルドルフ/NRW 日本デー　ホームページ
日本語公式ページ
* 在デュッセルドルフ日本国総領事館

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