日本ボディビル・フィットネス連盟

日本ボディビル・フィットネス連盟 (JBBF)

日本ボディビル・フィットネス連盟、略称JBBFは、日本国内で最大のボディビル競技を統括する組織です。この団体は、1955年に設立された日本ボディビル協会を前身としており、日本オリンピック委員会にも加盟しています。その目的は、ボディビル及びフィットネス競技の普及・発展を図ることにあります。

歴史の歩み

JBBFの歴史は1955年にまで遡ります。当初は日本ボディビル協会として設立され、その後1956年に初の全国大会「ミスター日本ボディビルコンテスト」が開催されました。1965年には全日本ボディビル協会との統合が行われ、地域ごとの県協会も設立され、全国組織としての基盤を固めました。1982年には社団法人日本ボディビル連盟に改称し、翌年には国際ボディビル連盟 (IFBB) に正式に加盟しました。

1992年には文部省から社団法人としての認定を受け、2013年には公益社団法人へと組織を改編し、現在の名称である日本ボディビル・フィットネス連盟に改称しました。

選手登録と加盟クラブ制度

JBBFの大会に出場するためには、選手登録が必要です。この登録には、JBBFに加盟しているクラブに最低6か月以上所属していることが求められます。この制度により、一部地域では登録が困難になる事例も存在します。

ドーピング対策の厳格さ

JBBFはドーピングへの対応を非常に重視しています。大会において禁止薬物の使用が確認された選手に対しては、厳しい処分が下されます。このような厳格なスタンスは、フェアな競技環境を確保するために不可欠です。

国内外の関係

国内では、JBBF以外にもNPO法人日本ボディビルディング連盟 (NBBF)、日本フィジーク委員会 (JPC)、学生ボディビル連盟などがあります。JBBFは他団体の大会への出場を禁止しており、違反者には出場停止や永久追放の処分が課せられます。一方で、JPCは特に制限を設けていないものの、ボディビル競技においては「掛け持ち」がほとんど不可能とされています。

国際的には、JBBFはIFBBと密接な関係を有し、IFBBの世界ボディビル選手権にも日本の選手を多く派遣しています。これにより、日本のボディビル代表としての活動も活発に行われています。

主催大会

JBBFは数多くの大会を主催しており、代表的な大会には日本男子ボディビル選手権大会や日本女子フィジーク選手権大会、全国高校生男子ボディビル選手権などがあります。これらの大会は選手たちにとって名声を得る機会であり、競技としての重要な位置を占めています。

メディアへの露出

JBBFは様々なメディアにも注目されており、過去には「あっ!とおどろく放送局」や「関口宏の昭和青春グラフティ」といった番組に出演するなど、ボディビルの魅力を広める活動を行ってきました。

結論

日本ボディビル・フィットネス連盟は、日本におけるボディビル競技の中心的な存在であり、競技の発展や選手の育成、ドーピング対策など、様々な側面からスポーツの健全な発展に寄与しています。団体の理念や活動内容を知ることで、ボディビルへの理解を深めることができるでしょう。

もう一度検索