日本ボールルームダンス連盟

公益財団法人日本ボールルームダンス連盟

公益財団法人日本ボールルームダンス連盟は、日本のボールルームダンス界を牽引する団体です。1992年、文部科学省の認可を受け設立されました。前身の日本競技ダンス連盟から発展し、「国民のためのダンス文化の育成」という理念のもと、競技会の開催や指導者育成、ダンスの普及活動に積極的に取り組んでいます。

活動内容

同連盟は、ボールルームダンスの競技人口拡大と、ダンス文化の普及発展を目指して、多岐にわたる活動を行っています。主な活動内容は以下の通りです。

競技大会の開催

日本を代表するボールルームダンス競技大会である「日本インターナショナルダンス選手権大会」を毎年開催しています。これは、国内外のトップダンサーたちが集結する、日本におけるボールルームダンスの最高峰のイベントです。

その他にも、「JBDFプロフェッショナルダンス選手権」「全日本アマチュアダンス選手権」「全日本10ダンス選手権」「全国国民スポーツダンスフェスティバル」「スーパージャパンカップ」など、数多くの競技大会を主催・共催しています。これらの大会は、競技者にとっての実力向上と、観客へのダンスの魅力発信の場として、重要な役割を果たしています。

指導者育成

ボールルームダンスの普及には、質の高い指導者育成が不可欠です。同連盟は、「プロ・ダンス・インストラクター」の認定試験を実施し、プロの指導者を育成しています。

また、「商業スポーツ施設インストラクター」「地域指導員」などの資格制度も設け、アマチュア指導者の育成にも力を入れています。これにより、全国各地で質の高いダンス指導が提供できる体制を整えています。学校教員を対象としたダンス指導者講習会も開催し、学校教育におけるダンスの授業化にも積極的に取り組んでいます。

ダンス普及活動

同連盟は、競技会だけでなく、ダンスの普及活動にも積極的に取り組んでいます。全国生涯学習フェスティバル・まなびピア参加イベント「ダンス・マイライフ・フェスティバル」など、年齢やレベルを問わず多くの人が参加できるイベントを企画・実施しています。

特にジュニア層の育成に力を入れており、全国各地でジュニアダンススクールを開校。また、「小・中・高校生ボールルームダンス 全日本チャンピオンシップ」を毎年開催し、若い世代の競技人口拡大を目指しています。この大会は、総務省と文科省が共同で進める「スポーツ拠点づくり推進事業」にも認定されており、その社会的意義も高く評価されています。

組織概要

所在地：東京都中央区日本橋浜町
設立：1992年（平成4年）3月24日
役員：理事20名、監事3名

関係団体

日本プロダンス協議会（JNCPD）、日本ダンス議会（JDC）、日本プロフェッショナルダンス競技連盟（JCF）など、日本のダンス界を代表する団体と連携し、日本のダンス文化の発展に貢献しています。

まとめ

公益財団法人日本ボールルームダンス連盟は、競技大会の開催、指導者育成、普及活動を通じて、日本のボールルームダンス界の発展に大きく貢献しています。今後も、日本のダンス文化を世界に発信し続ける存在として、その活動を続けることが期待されています。

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