日本マンドリン連盟

一般社団法人 日本マンドリン連盟

日本のマンドリン音楽の振興と普及を主たる目的として、1968年に設立された組織が一般社団法人日本マンドリン連盟（にほんマンドリンれんめい、略称：JMU）です。英語では「Japan Mandolin Union」と表記されます。

国内におけるクラシック・マンドリン分野の主要な関係者によって構成される全国規模の団体として、JMUは重要な役割を担っています。大学のマンドリン合奏団体が集う全日本学生マンドリン連盟も存在しますが、JMUは大学を含む学生の演奏団体や個人に加え、社会人の演奏団体や個人も正会員として受け入れている点に特徴があります。設立当初は民間の任意団体として活動していましたが、組織基盤の強化と社会的な位置づけを明確にするため、2013年に一般社団法人へと移行しました。

この連盟は、地域に根差した活動を展開するため、複数の支部によって構成されています。現在の支部は以下の通りです。

北海道支部
東北支部
関東支部
中部支部
北陸支部（現在、活動を休止しています）
関西支部
中国支部
四国支部（現在、活動を休止しています）
九州支部

これらの支部が連携し、全国各地でのマンドリン関連イベントや情報交換を促進しています。

日本マンドリン連盟は、その目的に沿って多岐にわたる事業を展開しています。主な活動内容は以下の通りです。

機関誌「JMUジャーナル」の発行: マンドリンに関する最新情報や研究成果、演奏会の案内などを掲載し、会員内外への情報提供を行っています。
日本マンドリン独奏コンクールの開催: 1968年の設立当初から実施されている事業で、隔年で開催されています。若手演奏家の育成や技術向上を促す重要な機会となっています。
マンドリン合奏曲作曲コンクールの開催: 1975年に開始され、不定期に開催されています。新たなマンドリン合奏曲の創作を奨励し、日本のマンドリン音楽のレパートリー拡充に貢献しています。

これらの事業を通じて、日本マンドリン連盟は国内のマンドリン愛好家、演奏家、作曲家などを結びつけ、日本のマンドリン界全体の発展に寄与しています。マンドリンという楽器や、マンドリンオーケストラといった演奏形態の普及にも力を注いでおり、日本の音楽文化の一角を担う存在と言えるでしょう。

（注：本稿は提供情報に基づき構成されており、活動の詳細や最新情報については、連盟公式発表等をご確認ください。）

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