日本モーターボート選手会

公益社団法人日本モーターボート選手会について

公益社団法人日本モーターボート選手会（英称：Association of Professional Motorboat Racers、略称：BBC）は、日本国内におけるボートレーサーの専門団体であり、その目的はモーターボート競技の普及と選手の支援にあります。2023年3月31日現在、会員数は1,609名で、団体の代表を務めるのは瓜生正義氏です。

歴史と沿革

日本モーターボート選手会の歴史は1953年にさかのぼります。全国モーターボート選手会連合会が設立され、笹川良一が名誉会長に就任しましたが、1956年には脱退者の増加により解散を余儀なくされました。その後、1957年に全日本モーターボート選手会連合会として再スタートを切ります。

1960年10月29日には社団法人制度に基づき「社団法人日本モーターボート選手会」として新たに法人化されました。2013年には公益認定を受け、公益社団法人に移行し、さらにその社会的な役割と責任を拡大しました。

組織構成

選手会の組織は多岐にわたっており、総会や理事会、さらには共済事業関係委員会や業務関係委員会など、専門的な委員会が複数存在します。役員には会長、副会長、局長などがあり、各部門には訓練部や業務部、会計課、広報課などが設置されています。このように精緻に組織された体系のもとで、選手会は効率的に活動を行っています。

特に、理事や監事は独立した立場で選手会の運営に関与し、透明性のある運営を目指しています。2004年までは、現役選手が役員に就任する際には、選手登録規則に基づき3年に1回以上レースに参加する義務があったため、現役選手の多くが役員を兼任することは稀でした。しかし、規則が改正されたことにより、常勤役員は任期中のレース出走義務が免除され、より柔軟な運営が可能になりました。

選手会長選挙

2020年には、前職の上瀧和則氏が「非常勤の会長」を宣言し、新たに立候補しました。この選挙は無投票での再選が決まり、選手会長として5選を果たしました。彼はその後、ボートレース下関での一般戦への出演を通じて現役復帰を果たし、2022年6月には一般レーサーとしての活動も再開しました。この流れは現職の瓜生正義氏にも引き継がれており、選手としての活動と会長職を両立させています。

関連項目

日本モーターボート選手会に関連する組織や法律としては、日本モーターボート選手会常設訓練所や日本モーターボート競走会、モーターボート競走法などがあります。

外部ウェブサイトでは、公益社団法人日本モーターボート選手会のさらなる情報が提供されています。ボートレーサーの活動を支えるための取り組みや、レース開催に関する情報などが豊富に掲載されています。ボート競技の魅力を多くの人々に伝えていくため、今後も多様な活動を展開していく所存です。

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