日本・トルコ協会

日本・トルコ協会について

日本・トルコ協会は、日本とトルコの相互理解と友好を推進するための非営利民間団体です。この協会は、文化交流を通じて両国の結びつきを深めることを目指すだけでなく、経済関係や技術の提携も重視しています。法人会員も多く、さまざまな企業がその活動に参加しています。

沿革

この協会は1926年に創立されましたが、その背景には1924年に結ばれた日本とトルコ共和国の国交がありました。創立時の初代会長である内田定槌は、駐日トルコ大使を名誉会長として迎え、「日土協会」として設立しました。1929年には高松宮宣仁親王が総裁に就任し、1938年には徳川家正が第2代会長に就任しました。

しかし、1945年に第二次世界大戦の影響でトルコが日本との国交を断絶したため、協会の活動は休止を余儀なくされました。それでも、1953年に国交が回復したことで活動が再開され、1960年代には日本の経済発展や、ボスポラス大橋に関する国際入札を通じて日本企業のトルコ進出が始まりました。1971年に大屋晋三が初代会長に就任し、日本・トルコ協会として新たに発足しました。

1980年代には伊藤忠商事をはじめとする日本企業がトルコの第二ボスポラス大橋に資本参加し、経済関係がより一層強化されました。1991年には三笠宮崇仁親王が名誉総裁に任命され、その後も協会の活動は続きました。2009年には三笠宮寛仁親王が総裁に就任し、2013年には彬子女王が総裁に就任しました。現在、事務局は伊藤忠商事が担っており、様々な経営者が会長を歴任しています。

主な活動

日本・トルコ協会は主に会員向けの活動を行っており、定期的に会報誌『アナトリア・ニュース』を発行しています。また、「トルコの夕べ」と銘打った講演会や、トルコ経済セミナー、トルコ語講座、さらにはトルコ料理教室など、幅広いプログラムを提供しています。これらの活動を通じて、会員はトルコに関する知識を深め、文化を楽しむ機会を得ることができます。

さらに、日本における文化交流やトルコ人留学生への支援、日本で行われるトルコに関するイベントへの協力も行っています。こうした取り組みは、両国の理解を深め、友好関係を強化するのに寄与しています。

関連項目

• - 土日基金文化センター

この協会は、日本とトルコの架け橋として、今後も多くの活動を通じて相互理解を促進し続けていくことでしょう。

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