日本中学校ダンス部選手権

日本中学校ダンス部選手権

日本中学校ダンス部選手権（略称: 中学ダンス選手権）は、2012年に始まった中学校のストリートダンス競技会です。この大会は、産経新聞社と（一社）ストリートダンス協会の主催のもと、スポーツ庁や日本中学校体育連盟などから後援を受けています。2024年には全国98の中学校がエントリーしています。この大会の目的は、ダンスに情熱を注ぐ中学生たちの「努力」や「友情」、「チームワーク」、そして「感動」を応援することです。

参加資格は、認可されたダンス部もしくは同好会に限られており、顧問の教師の同行が必須です。大会の初回は東日本大会と西日本大会として別々に開催されましたが、2012年の第2回以降は全国規模に拡大されました。

大会の歴史

大会は2012年（平成24年）に初めて実施され、当初は名古屋と神戸で開催されました。2014年には公式キャラクターとして『ダンスタくん』が誕生し、同年の第3回からは全国規模の大会に成長しました。2015年には、同志社香里中学校が初の連覇を達成し、以降も多くの中学校が注目を集めています。大会は毎年8月に地方予選、10月に全国大会が行われることになり、参加校の数は年々増えてきました。

2020年には新型コロナウイルスの影響で初めての大会中止が発表されましたが、その後も変わらずダンスへの情熱を表現する場を提供し続けています。

実施内容

大会は男女別チーム、または混成チームとして参加することができ、ダンススタイルは自由です。パフォーマンスは1分30秒から2分に設定されており、時間制限を超えると減点または失格となります。ユニゾンパートは合計50秒以上が求められるのも特徴です。

審査基準は6つの項目で各10点の満点で評価され、テクニックや振付、衣装、演出などが評価されます。また、中学生としてのマナーや行動についても重視されており、選手交代やステージの使用に関するルールも厳守されます。

大会の成果

これまでの大会で最多優勝は同志社香里中学校と帝塚山学院中学校がそれぞれ3回ずつ達成しており、特に同志社香里中学校は連続優勝も成し遂げています。2024年には帝塚山学院中学校が2連覇を果たしました。

メディアの取り上げ

大会はテレビやオンラインで広く放送されており、毎日放送では特別番組や全国決勝大会が年間を通じて放送されています。また、公式YouTubeチャンネルやCS放送でも大会の模様を見ることができます。

このように、日本中学校ダンス部選手権は中学生たちの表現力やチームワークを育む貴重な機会となっています。未来のダンス界を担う若い才能たちが集い、共に成長していく姿が見られる素晴らしい舞台として今後も注目され続けることでしょう。

もう一度検索