日本伝統工芸士会
日本伝統工芸士会について
日本伝統工芸士会は、経済産業省が所管する伝統工芸士によって構成された団体です。1981年（昭和56年）に設立され、日本の伝統工芸の発展と、その担い手である工芸士の地位向上を目的として活動しています。
組織概要
主な事業内容
日本伝統工芸士会は、以下の多岐にわたる事業を通じて、伝統工芸の振興と工芸士の育成に取り組んでいます。
1. 全国伝統工芸士大会の開催:
全国の伝統工芸士が一堂に会し、技術交流や情報交換を行う場を提供しています。
2. 全国伝統工芸士展の開催:
工芸士の作品を広く一般に公開し、伝統工芸の魅力を発信しています。これにより、伝統工芸への関心を高め、市場の活性化を図っています。
3. 会報の発行および情報提供事業:
会員向けに会報を発行し、業界の最新情報や技術に関する情報を共有しています。また、ウェブサイトなどを通じて、一般の方々にも情報提供を行っています。
4. 産地工芸士会の結成推進と運営協力事業:
各産地における工芸士会の設立を支援し、地域ごとの連携を強化しています。これにより、地域に根ざした伝統工芸の発展を目指しています。
5. 都道府県別工芸士会の結成推進と運営協力事業:
都道府県単位での工芸士会の設立を促進し、地域ごとの特性に応じた活動を支援しています。
6. ブロック別工芸士会の結成推進と運営協力事業:
全国をいくつかのブロックに分け、ブロックごとの工芸士会の設立を推進しています。これにより、より広範囲での連携を強化しています。
7. 業種別工芸士会の連携の促進と活動に関する事業:
陶芸、漆芸、染織など、業種ごとの工芸士会の連携を促進し、技術交流や共同での活動を支援しています。
8. 「伝統工芸士認定事業」の実施に関する協力事業:
経済産業大臣が認定する伝統工芸士の認定事業に協力し、高度な技術と知識を持つ工芸士の育成を支援しています。
9. 伝統的技術・技法の向上に関する事業:
伝統的な技術や技法の継承と向上を目指し、研修会や講習会を開催しています。
10. 後継者の確保と育成に関する事業:
将来の伝統工芸を担う後継者の育成に力を入れており、若手工芸士の育成プログラムやインターンシップを企画・実施しています。
11. 工芸士相互の親睦と情報交換に関する事業:
工芸士同士の親睦を深め、情報交換を促進するための交流会や懇親会を開催しています。
12. 工芸士の慶弔に関する事業:
会員の慶弔時における支援を行っています。
13. 工芸士の社会的地位の向上に関する事業:
工芸士の社会的地位向上を目指し、広報活動やイベントなどを通じて、その活躍を広く社会に発信しています。
14. 伝統的工芸品産業振興協会が実施する振興事業に対する協力事業:
伝統的工芸品産業振興協会と連携し、伝統工芸品の振興に関する様々な事業に協力しています。
15. その他本会の目的を達成するために必要な業務に関する事業:
上記以外にも、会の目的達成のために必要な事業を柔軟に展開しています。
関連情報
まとめ
日本伝統工芸士会は、伝統工芸の技術と文化を継承し、発展させていくための重要な役割を担っています。工芸士の育成から情報発信、業界全体の連携強化まで、幅広い活動を通じて、日本の伝統工芸の未来を支えています。
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