日本公認会計士協会(JICPA)
日本公認会計士協会は、公認会計士法に基づく特別民間法人であり、公認会計士にとって重要な自主規制機関です。この協会は、
東京都千代田区九段南に位置する公認会計士会館に本部を置いています。
概要
公認会計士および監査法人は、法律によって協会の会員となることが義務付けられており、協会は会員の指導や連絡、監督の業務を行っています。具体的には、公認会計士の登録に関する事務も担当しており、専門職による自主規制団体としての役割を果たしています。これにより、会員の品位を保持し、監査証明業務の進歩を図ることが目的とされています。
地域会
協会は地域ごとに分かれた複数の会が存在し、それぞれ必要な支援やサービスを提供しています。各地域会の本部は以下の通りです:
沿革
協会は
1949年に任意団体として発足し、
1953年には
公益法人に移行しました。この後、
1966年に公認会計士法改正により
認可法人化され、
2004年には特別民間法人としての地位を確立しました。また、
2016年には日本公認会計士協会初の女性会長が誕生しました。このように、協会は歴史とともにその役割を進化させてきました。
歴代会長
会長の任期は3年で、初代会長は太田哲三であり、その後の歴代会長も公認会計士業界において重要な指導者として活躍してきました。
ボイスコミック「一言のシン」
2022年からは、
YouTubeにてボイスコミック「一言のシン」が公開され、若い世代に「会計」を親しみやすくする取り組みも行われています。主人公の中高生が周囲の人々と関わりながら、日常の中で会計を学ぶ成長物語が展開されています。
このように日本公認会計士協会は、会計士の専門性を高めるだけでなく、地域での活動や新しい試みを通じて社会に貢献しています。