日本列島8時です

「日本列島8時です」（にほんれっとうはちじ）は、日本のテレビ番組の一つで、1979年4月7日に放送が開始され、翌1980年9月27日にその歴史に幕を閉じるまで、約1年半にわたり視聴者に届けられました。

この番組は、毎週土曜日の朝、午前8時から8時30分までの30分間にわたって編成されていました。主な放送局は、東京放送（現・TBSテレビ）をキー局とするTBS系列各局です。

全国のTBS系列局を通じて放送されていましたが、特筆すべき点として、系列外の放送局である福井放送（FBC）でも、TBS系列局と同時に番組が放送されるという、いわゆる同時ネットの形式が取られていました。

番組に出演者として名を連ねていたのは、三上彩子氏です。彼女が番組の進行などを担当していたと考えられます。

また、番組を彩る音楽も重要な要素でした。オープニングを飾るテーマ音楽としては、『鉄道草』という楽曲が使用されました。この『鉄道草』は、アーティストであるライムライトキャンキャンが手掛けたもので、歌唱だけでなく、作詞、作曲、そして編曲といった楽曲制作の全ての工程を、ライムライトキャンキャン自身が行いました。さらに、番組内では挿入曲も使用されており、その一つとして『上昇気流』という楽曲が存在しました。

「日本列島8時です」は1980年9月をもって放送を終了しましたが、これにより土曜朝8時台の放送枠が消滅したわけではありません。番組の終了後、それまで放送されていた『八木治郎ショー』と時間帯を統合する形で、新たな番組が誕生しました。それが『八木治郎ショー・いい朝8時』です。この番組は、「日本列島8時です」と同じく土曜日の朝に放送されましたが、この改編を機に、この時間帯における番組制作の担当が、キー局であるTBSから毎日放送（MBS）へと引き継がれることとなりました。以降、土曜朝8時台の全国ネット番組枠は、毎日放送が制作を担当するという体制が確立されることになります。このように、「日本列島8時です」は、土曜朝の番組枠の変遷において、重要な節目の一つを担った番組と言えます。

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