日本大学山形高等学校

日本大学山形高等学校

日本大学山形高等学校（にほんだいがくやまがたこうとうがっこう）は、山形県山形市の鳥居ヶ丘に位置する私立の高等学校です。この学校は、通称「日大山形」または「日大」として広く知られています。日本大学の付属校としての位置付けを持ち、元々1958年に設立された「山形第一高等学校」がその前身です。1962年、学校法人日本大学と合併し、現在の校名となりました。

この学校は、教育の質においても注目されており、2002年には国際環境規格であるISO14001を取得した、日本全国で先駆けとなる高等学校となりました。また、校内の制服も特色があり、男子生徒は黒い詰襟学生服に金ボタン5個、女子生徒はセーラー服を着用しています。

設置学科と教育方針

日本大学山形高等学校には、普通科が設置されており、その中に進学コースや特進コース、またスポーツクラスも存在します。かつては商業科もありましたが、現在は設置されていません。この学校の教育方針は、人格の形成や深い教養の獲得、精神的および身体的な鍛練を重視しています。

校歌と校舎

学校の校歌は1960年に制定され、作詞は神保光太郎、作曲は清水脩に依頼されました。校歌の初めの一節は、「ボーイズビーアンビシャス」と歌い出します。

現在、2016年時点での施設としては、6つの校舎と2つの体育館があります。これらの施設は、学生たちの学びや活動を支える重要な役割を果たしています。

歴史の流れ

この学校の歴史は、設立から現在に至るまで多くの出来事に満ちています。1958年に「山形第一高等学校」として新たに設立され、その後、1962年に学校法人日本大学との合併を経て現在の学校名へと変わりました。1987年には男女共学に移行し、さらなる教育の多様化を図ってきました。

また、この学校の運動部は特に活発で、野球部は2006年に夏の甲子園でベスト8に進出し、2013年にはベスト4に到達しました。男子バスケットボール部も1982年に見事な成績を収め、サッカー部や水泳部など、他の多くの運動部も全国大会に出場しています。文化部でもさまざまな活動が行われ、多くの愛好会も存在します。

校内の所在地とアクセス

本校の所在地は山形県山形市鳥居ヶ丘4-55で、総合運動場は山形市中桜田にあります。交通アクセスについては、山形駅から徒歩約32分、または山交バスの日大山高前バス停から徒歩1分、元木バス停からも徒歩5分程で到着します。

出身者

日本大学山形高等学校に在籍していた著名な出身者には、野球選手の小山田健一やサッカー選手の高橋健二などがいます。また、文化人の中にも岡崎裕美子や荒井良二といった多様なジャンルで活躍する卒業生が存在します。

閉校した日本大学山形中[[学校]]

また、この高等学校にはかつて日本大学山形中[[学校]]が併設されていましたが、2014年に閉校となりました。この中[[学校]]は1989年に開校し、山形県で初めての私立中[[学校]]として注目を集めました。しかし、少子化の影響などにより生徒数が定員を下回ったため、廃校が決定された経緯があります。開校からの累計卒業者数は743名となりました。

日本大学山形高等学校は、その豊かな教育環境と、強い校風を持つ学校として、地域に根付いた教育を提供しています。

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