日本大学総合学術情報センター

日本大学総合学術情報センター

日本大学総合学術情報センターは、日本大学における学術情報の中心的役割を果たす施設です。1994年10月に設立されたこのセンターは、日本大学の学術活動を支えるための重要な拠点として、広範なリソースを集約しています。所在地は、埼玉県所沢市中富南4-25で、芸術学部旧所沢キャンパスの近くに位置しています。

目的と役割

センターの主な目的は、大学生と教職員が研究や教育を心地よく行える環境を提供することです。各種専門チームが協力し、学術情報を総合的に収集・分析することによって、活発な情報発信を行っています。これにより、さまざまな学問領域の研究開発を促進し、学内の教育活動を支援しています。

機能とサービス

2007年度には、全学共通の図書館システムを導入し、これにより総合学術情報センター内および他の学部図書館、さらには大学院独立研究科図書室においても、資料を一括で検索できる横断検索システムが実現されました。このシステムでは、電子ジャーナルや電子書籍を含むさまざまな電子資料も利用できるため、研究者や学生にとって非常に便利です。

さらに、センターは重要文化財や美術品、貴重書などの特殊コレクションも豊富に揃えており、利用者はこれらの独自の資料にアクセスすることができます。こうした資料は、教育的な目的や研究活動に大きく寄与しています。

ネットワークと遠隔授業の支援

日本大学では、学部と高校をつなぐ基幹ネットワーク「日大WAN」を100Mbpsで構築しており、これにより、離れたキャンパスでも他学部の講義を視聴することが可能です。このため、遠隔授業の環境が整えられ、異なる学部間での柔軟な学習が実現しています。

提携と新サービス

2008年度からは、Google社との提携により「NU-AppsG」サービスが始まり、学内でのデジタル資源の利用がさらに容易になりました。このサービスは、学生や教職員の日常の学習や研究をサポートするために、さまざまなアプリケーションを利用できる環境を提供しています。

結論

日本大学総合学術情報センターは、学術情報の集約だけでなく、教育や研究の支援をするための多様なサービスを提供しています。その活動は、日本大学の教育研究環境の向上に寄与し、全国の大学における重要なモデルとなることを目指しています。

もう一度検索