日本建材・住宅設備産業協会

一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会

一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会（略称：建産協）は、日本国内の建築材料や住宅設備・機器の開発、製造、流通、販売を行う企業や団体で構成される団体です。この協会は、業界全体の連携を強化し、共通の目標に向かって取り組みを進めています。東京都中央区日本橋浜町に本部を置き、英語では「Japan Construction Material & Housing Equipment Industries Federation」と表記され、略称は「J-CHIF」です。

目的

この協会の主な目的は、建材や住宅設備産業に関する情報を収集・提供し、調査や研究を通して高品質な製品の普及を促進することにあります。これにより、産業としての基盤を強化し、さらには国民生活の質を向上させることを目指しています。具体的には、業界の発展を図り、その結果として社会全体に貢献しようとしています。

組織と事業内容

協会は、以下の主要な委員会を通じて様々な事業を行っています。

企画委員会

建材や住宅設備に関する統計情報の収集・提供や最新の技術情報の発信を行い、協会の広報活動や情報誌の発行、デジタルカタログ「カタラボ」の活用促進に取り組んでいます。

品質・環境委員会

ホルムアルデヒド発散等級表示制度や4VOC自主表示制度の運用の他、抗菌性能基準に関する証明や調湿建材の表示制度の管理などを行います。

エネルギー委員会

ネットゼロエネルギーハウス（ZEH）に特化した支援ツールの作成や普及活動を行い、断熱リフォームなどに関する広報活動も推進しています。

リフォーム推進委員会

リフォーム市場の活性化を目指し、規制改革への提言や「住宅の燃費」に関連した情報発信、マンションの省エネルギー改修の促進などに取り組んでいます。

標準化委員会

材料の標準化を進め、「人とIoT住宅との協調安全に関する国際標準化事業」などの活動を行い、IoTに関連した規格の普及にも努めています。

国際委員会

国際的な建材および住宅設備の規格や制度に関する情報の収集と共有を行い、アセアン諸国に技術支援を行うなど国際的な視野を広げる活動も行っています。

沿革

本協会は、1949年に「社団法人日本建設材料協会」として設立され、その後、1990年には設立から7年後に「社団法人日本住宅設備システム協会」が設立、1988年には日本建設材料協会が「社団法人日本建材産業協会」に改組されました。2005年に日本住宅設備システム協会が解散し、その事業は日本建材産業協会が引き継ぎ、同年に「社団法人日本建材・住宅設備産業協会」に改名されました。2012年には一般社団法人へ移行しています。

歴代会長

過去には、トーヨーサッシ株式会社の社長である潮田健次郎氏をはじめ、大建工業株式会社の斎藤義則氏、新日軽株式会社の川上正平氏など、各業界を代表するリーダーたちが歴代会長として協会を牽引してきました。

まとめ

一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会は、建材・住宅設備業界の発展に寄与するため、幅広い活動を展開しています。情報提供や技術支援を通じて、業界全体の振興を図るとともに、国民生活の向上にも注力している重要な組織です。

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