日本建設機械施工協会

一般社団法人日本建設機械施工協会の概要

一般社団法人日本建設機械施工協会（にほんけんせつきかいせこうきょうかい）は、1949年に日本の建設機械業界の発展を目的として設立された団体です。この協会は、元々国土交通省および経済産業省の所管下にあり、建設技術の向上を図るためのさまざまな活動を行っています。

所在地と組織体制

協会の本部は東京都港区芝公園に位置し、機械振興会館内に構えています。現在の会長は小野和日児氏が務めており、業界全体の発展に尽力しています。これまでに、協会は数回の構造改革や組織変更を行い、常に時代のニーズに応じた活動を続けてきました。

主な事業内容

協会の主な事業は以下のように分類されています。

標準部

建設機械に関わる業界標準の策定や、関連情報の発信を行っています。業界の発展に寄与するため、技術的な基準を設けることと、情報共有を推進しています。

機械経費調査部

建設機械の経費や運用に関する調査、分析を通じて、業界の経済状況を捉え、適正な経営が行えるよう支援しています。業界の透明性向上を目指しています。

試験部

建設機械施工技士の検定試験を実施し、専門技術者の育成に努めています。また、特別研修も行い、技能向上に貢献しています。

施工技術総合研究所

この研究所では、建設機械に関する多角的な調査や研究を行い、技術開発を進めています。具体的には、機械化施工に関する研究や試験、建設機械の性能評価などが含まれます。この機関は、建設業界が抱える技術的課題を解決するための重要な役割を果たしています。

沿革

協会の歴史は1949年に遡ります。当初は建設機械化協議会として設立され、その後1950年には社団法人建設機械化協会に改称されました。さらに1952年には社団法人日本建設機械化協会と改名し、業界の発展に邁進してきました。そして2012年4月1日に一般社団法人日本建設機械施工協会への移行が行われ、現在の形態に至っています。

事業仕分けについて

2010年3月には、行政刷新会議の事業仕分け第2弾において、協会は公益法人の枠に選定されました。この選定は、協会の活動がどのように公共の利益に資するかを評価される重要な機会となりました。

関連項目

協会は、業界の発展に寄与するために、日本建設機械要覧や日本建設機械工業会との連携を持ちながら活動を展開しております。また、経済産業省や国土交通省との連携を取りながら政策提言を行い、建設業界全体の向上を図っています。

外部リンク

一般社団法人日本建設機械施工協会の公式ウェブサイトでは、最新情報や各種事業について詳しい情報が掲載されています。

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