日本情報経営学会

日本情報経営学会（JSIM）について

日本情報経営学会（Japan Society for Information and Management: JSIM）は、1979年に設立された、情報システムに関する学際的な研究を行う学会です。設立当初は「オフィス・オートメーション学会」という名称でしたが、2007年4月1日に現在の名称に変更されました。

この名称変更は、オフィス・オートメーションという概念が、学会の多様な研究活動を十分に表していないという認識に基づいています。情報技術の進化と社会の変化に伴い、研究対象がオフィス環境にとどまらず、より広範な情報システムへと拡大したため、より包括的な名称が求められました。

学会のミッション

日本情報経営学会は、以下のミッションを掲げています。

「本学会は、情報ならびに情報技術を活用した組織の経営に関する研究と、その成果に基づくより良い組織経営の実現のための提言を、多様なアプローチのもとに行い、情報経営学の確立と人間・組織・産業・社会の発展に寄与します。」

このミッションは、情報と経営の両側面を重視し、学術的な研究だけでなく、実践的な応用に焦点を当てていることを示しています。

学会のビジョン

また、学会は以下のビジョンを掲げています。

「本学会は、情報と経営を主たる対象とする学際的研究の場であり、人文、社会、自然科学にまたがる多くの研究分野における知見を動員した総合科学としての情報経営学の確立を目指す人々の集まりです。この目的を達成するために本学会は、従来の学問の枠組みや常識にとらわれず、失敗を恐れないチャレンジングな研究姿勢を持ち続け、より良い組織と社会の実現にリーダーシップを発揮します。」

このビジョンは、既存の学問分野にとらわれず、幅広い知識を統合して情報経営学を確立しようとする姿勢を示しています。また、積極的に新しい研究に挑戦し、社会の発展に貢献することを目標としています。

研究分野

日本情報経営学会では、以下のような幅広い分野を対象とした研究が行われています。

経営システム
企業システム
経営情報システム
社会情報システム
その他、情報システムに関連する様々な現象

これらの研究分野は、情報技術がビジネスや社会に与える影響を多角的に捉え、理論と実践の両面から探求することを目的としています。

歴代会長

日本情報経営学会の歴代会長は以下の通りです。

谷村 裕
涌田 宏昭
遠山 曉
髙桑 宗右ヱ門
太田 雅晴
村田 潔
上田 泰
* 古賀 広志

これらの会長の方々は、学会の発展に大きく貢献されてきました。

学会の活動

日本情報経営学会は、研究発表会や講演会などを開催し、会員間の知識共有や交流を促進しています。また、学会誌の発行を通じて、研究成果を広く社会に発信しています。

まとめ

日本情報経営学会は、情報と経営に関する学術研究と、その成果の社会実装を目指す、活発な学会です。学際的なアプローチとチャレンジ精神を大切にし、情報経営学の発展と、社会の進歩に貢献しています。

外部リンク

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