日本放射線技術学会

公益社団法人日本放射線技術学会について

公益社団法人日本放射線技術学会（Japanese Society of Radiological Technology）は、1942年に創立された、放射線技術分野における日本の主要な学術団体の一つです。医療における放射線診療技術の発展に寄与することを目的として活動しており、長年にわたり、この分野の進歩を支えてきました。2011年3月1日には、公益法人制度改革に伴い、公益社団法人へと移行しました。

学術活動

本学会は、会員の研究発表や情報交換の場として、年2回の学術大会（春季・秋季）を開催しています。これらの大会では、最新の研究成果や技術動向が発表され、活発な議論が交わされます。また、学会誌として『日本放射線技術学会雑誌』を年12回発行しており、会員は最新の研究論文や技術情報に触れることができます。

さらに、日本医学物理学会との共同出版による英文学術誌『Radiological Physics and Technology』も発行しており、国際的な情報発信にも力を入れています。

会員制度

本学会には、正会員と学生会員の制度があります。正会員の年会費は13,000円で、所属する地方部会の会費が別途必要になります。学生会員の年会費は3,000円で、1つの地方部会に無料で所属できます。これらの会員制度を通じて、放射線技術に関わる専門家や学生が、学会活動に参加し、知識や技術の向上を図ることができます。

専門部会

本学会では、より専門的な知識や技術の研鑽を目的として、以下の専門部会が設けられています。

画像部会：画像処理や画像解析に関する研究・技術開発を行います。
核医学部会：核医学検査や放射性医薬品に関する研究・技術開発を行います。
放射線治療部会：放射線治療全般に関する研究・技術開発を行います。
撮影部会：一般撮影、血管撮影、透視撮影、CT検査、MRI検査、超音波検査など、様々な画像撮影技術に関する研究・技術開発を行います。
計測部会：放射線計測全般に関する研究・技術開発を行います。
放射線防護部会：放射線防護に関する研究・技術開発を行います。
医療情報部会：医療情報システムや画像管理に関する研究・技術開発を行います。

これらの専門部会では、各分野の専門家が集まり、最新の研究成果や技術情報を共有し、活発な議論が展開されています。

地方支部

全国各地に以下の地方支部が設置されており、地域に密着した活動を展開しています。

北海道支部
東北支部
関東支部
東京支部
中部支部
近畿支部
中国・四国支部
九州支部

これらの支部では、地域ごとのニーズに応じたセミナーや研究会が開催され、会員の交流や連携を深めています。

関連学会

本学会と関連の深い学会として、以下の学会が挙げられます。

日本核医学会
日本医学物理学会

これらの学会と連携することで、放射線技術分野のさらなる発展を目指しています。

外部リンク

本学会に関する詳しい情報は、以下の公式サイトで確認できます。

公益社団法人日本放射線技術学会

本学会は、放射線技術分野の発展に貢献するとともに、会員の知識・技術向上と交流促進に努めています。

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