日本放線菌学会

日本放線菌学会とは

日本放線菌学会（The Society for Actinomycetes Japan、SAJ）は、放線菌に関する基礎研究および応用研究を対象とする学術団体です。

概要

当学会は、国内外の放線菌研究者間の交流を深め、科学的な発展に貢献することを目的としています。そのために、以下の活動を行っています。

年次大会、定期講演会、ワークショップの開催: 研究発表や意見交換の場を提供し、会員の研究活動を支援します。
会報誌「Actinomycetologica」の発行: 最新の研究成果や学会の情報を共有します。
放線菌関連書籍やウェブコンテンツの製作: 研究者にとって有用な情報を提供します。

特に、「Digital Atlas of Actinomycetes」は、放線菌の光学顕微鏡および電子顕微鏡写真を600枚以上収録した、他に類を見ない貴重な画像リソースです。放線菌の研究に携わる方々にとって、非常に有用なツールとなっています。

沿革

当学会は、1955年に日本放線菌研究会として発足しました。その後、1985年に日本放線菌学会として日本学術会議に認定され、1990年には放線菌育種談話会（1972年設立）と合流し、現在に至ります。

総会

年1回開催されます。

学会賞

当学会では、放線菌研究の発展に貢献した会員に対し、以下の賞を授与しています。

日本放線菌学会大村賞（学会賞）
日本放線菌学会功績功労賞
日本放線菌学会浜田賞（研究奨励賞）
日本放線菌学会企業賞

「学会賞」は、名誉会員である大村智博士のノーベル賞受賞を記念し、「大村賞（学会賞）」へと改名されました。

刊行物

当学会では、以下の刊行物を発行しています。

The Journal of Antibiotics（公式ジャーナル）
Actinomycetologica（会報、年2回刊）
放線菌図鑑（書籍、1997年、絶版）
放線菌の分類と同定（書籍、2001年）
放線菌と生きる（書籍、2011年）
Digital Atlas of Actinomycetes

外部リンク

公式ウェブサイト

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