日本救急医学会

一般社団法人日本救急医学会（英文名: Japanese Association for Acute Medicine）は、救急医学のさらなる進歩と発展を期して、1973年に創設された日本の学術団体です。当初は任意団体として活動を開始しましたが、2003年には有限責任中間法人へと移行し、法的な位置づけを明確にしました。さらに、1980年には日本医学会への加盟を果たしており、日本の医学界において重要な一翼を担っています。

主たる事務所

本学会の主たる事務所は、東京都文京区本郷3丁目3番12号に位置するケイズビルディングの3階に置かれています。

事業内容

学会は、その設立目的を達成するために多岐にわたる事業を展開しています。主な活動には、最新の研究成果や知見を共有するための学術集会の定期的な開催があります。また、救急医学に関する専門的な機関誌、学術論文、専門図書、研究資料などを積極的に刊行し、情報の普及と蓄積に努めています。さらに、日本国内外の関連学術団体や医療機関との密接な協力関係を築き、国際的な視点も含めた救急医学の発展に貢献しています。

地方会

本学会は、全国的な活動を展開するために、地域に根差した組織として複数の地方会を設置し、本部との連携を密に図っています。これらの地方会は、それぞれの地域における救急医学の向上に貢献しています。各地方会とその活動範囲である構成都道府県は以下の通りです。

北海道地方会: 北海道
日本救急医学会東北地方会: 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、新潟県
日本救急医学会関東地方会: 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
日本救急医学会中部地方会: 山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、富山県、石川県、福井県
日本救急医学会近畿地方会: 滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
日本救急医学会中国四国地方会: 鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県
日本救急医学会九州地方会: 福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

主な刊行物

本学会は、学術成果の発信や知識の普及のために様々な刊行物を発行しています。

機関誌: 『日本救急医学会雑誌』を毎月発行しています。この雑誌では、最新の研究論文や臨床に関する情報が掲載されています。
* 図書: 2009年10月には、救急医学に関する用語の標準化や理解を助けるための専門図書として『日本救急医学会・医学用語解説集』が刊行されました。

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