日本文理大学附属高等学校

概要

大分県佐伯市鶴谷町二丁目に所在する日本文理大学附属高等学校（にっぽんぶんりだいがくふぞくこうとうがっこう）は、学校法人文理学園によって設立された私立の高等学校です。同じ学校法人文理学園が運営する日本文理大学の附属学校としての側面も持っています。

ただし、新潟県新潟市西区に位置する日本文理高等学校とは、名称は同じであるものの、学校法人を含めて全くの関連性はありません。混同しないように注意が必要です。

沿革

本校の歴史は、1955年に「佐伯産業高等学校」として開校したことに始まります。開校の翌年、1956年には校名を「佐伯高等学校」に変更しました。その後、時を経て1982年に、現在の「日本文理大学附属高等学校」へと名称を改め、現在に至っています。この名称変更は、系列大学との連携強化を図る意図があったと考えられます。

教育課程と学科

生徒たちの多様な興味や将来の目標に応えるため、本校には複数の学科とコースが設置されています。

普通科

普通科には、生徒の進路希望に応じた4つのコースが設けられています。

特別進学コース: 国公立大学や難関私立大学など、より高いレベルの大学への進学を目指す生徒のためのコースです。高度な学力養成に重点を置き、徹底した学習指導が行われます。
進学コース: 大学、短期大学、専門学校など、幅広い高等教育機関への進学を目指すコースです。基礎学力の確実な定着を図りながら、多様な入試方式に対応できる力を養います。
キャリアデザインコース: 生徒一人ひとりの適性や興味を深く探求し、将来の職業選択や自己実現に向けたスキルや知識を身につけるコースです。探究的な学習や実践的な活動を通じて、社会で活躍するための基礎を築きます。
ソーシャルコミュニケーションコース: 他者との円滑なコミュニケーション能力や、社会で求められる協調性を育むことに重点を置いたコースです。表現力やプレゼンテーション能力を高める学びを通して、社会との関わり方を学びます。

情報技術科

情報技術科は、高度情報化社会において必要とされる専門的な知識と技術を習得するための学科です。以下の2つのコースがあります。

ICTイノベーションコース: 情報通信技術（ICT）を核とした新しい価値創造を目指すコースです。プログラミング、ネットワーク技術、データ分析など、情報分野の基盤となる技術と応用について実践的に学びます。
デジタルクリエーションコース: デジタルコンテンツの企画、制作、表現技術を学ぶコースです。CG、映像、Webデザイン、サウンドデザインなど、クリエイティブな分野での活躍を目指す生徒に適しています。

これらの学科・コースは、時代の変化に対応した教育内容を提供し、生徒一人ひとりの才能を開花させ、将来の可能性を最大限に引き出すことを目指しています。

学校生活

学業に加え、日本文理大学附属高等学校では部活動も盛んに行われています。運動部、文化部ともに活動しており、生徒たちは日々の練習や活動を通じて、心身を鍛え、技術を磨くだけでなく、チームワークや目標に向かって努力する大切さなど、人間的な成長を遂げています。また、学校行事なども活発に行われ、生徒の豊かな人間性を育む機会となっています。

著名な出身者

本校は、これまでに様々な分野で活躍する多くの卒業生を輩出してきました。著名な出身者として、以下の方々が挙げられます（敬称略、五十音順）。

井脇ノブ子（元衆議院議員）
北村直登（画家）
具智充（ラグビー選手）
具智元（ラグビーワールドカップ2019 日本代表としても活躍したラグビー選手）
徐暁飛（サッカー選手）
日高亮（元プロ野球選手）
* 吉良友嘉（ラグビー選手）

これらの卒業生は、それぞれの分野で顕著な功績を残しており、在校生にとって大きな目標となっています。

日本文理大学附属高等学校