日本書店商業組合連合会

日本書店商業組合連合会（日書連）について

日本書店商業組合連合会（にほんしょてんしょうぎょうくみあいれんごうかい）は、書籍や雑誌を扱う書店、特に中小企業の書店が発展することを目的に設立された業界団体です。出版四団体の一角を担い、70年以上の歴史を持つ、国内唯一の新刊書店を束ねる全国連合会として知られています。

概要

日書連は、経済産業省と全国中小企業団体中央会の指導のもと、「書籍、雑誌小売業の中小企業者の改善発達を図るための必要な事業を行い、会員及びその組合員の公正な経済活動の機会を確保し、並びに経営環境の整備を図る」ことを活動の大きな柱としています。

現在、日書連は以下の9つの常設委員会を設けて活動しています。

政策
組織
指導教育
広報
流通改善
取引改善
読書推進
書店再生
図書館

また、取引改善委員会の中には「返品現地処理小委員会」が設置され、返品に関する問題にも取り組んでいます。理事会は年6回（5月、6月、9月、10月、12月、2月）定期的に開催され、重要事項の決定や情報共有が行われています。

現在の会長は、矢幡秀治氏が務めています。

沿革

日書連は、戦後の混乱期である1945年（昭和20年）に「日本出版物小売統制組合全国連合会」（略称：全連）として創立されました。その後、時代の変化に合わせて組織名や形態を変えながら、書店の発展を支える活動を続けてきました。

1945年12月17日：「日本出版物小売統制組合全国連合会」（略称：全連）として創立
1947年4月17日：「日本出版物小売協同組合連合会」と改称
1948年10月10日：「日本出版物小売業組合全国連合会」と改称
1972年5月17日：「日本書店組合連合会」と改称
1988年6月20日：任意団体から法人格を取得し、「日本書店商業組合連合会」に組織変更
1988年8月15日：国から設立認可、同年8月23日に登記完了

日書連の活動

日書連は、中小書店の経営改善や発展を支援するための様々な活動を行っています。具体的には、経営に関する相談や指導、研修会の開催、共同仕入れの推進、出版業界との連携強化などがあります。また、読書推進活動にも力を入れており、地域社会における書店の役割をアピールしています。

まとめ

日本書店商業組合連合会は、全国の書店が連携し、業界全体の発展を目指す重要な団体です。中小書店の経営支援や読書推進活動を通じて、文化の発展にも貢献しています。書店の未来を支えるために、日書連はこれからも様々な活動を展開していくことでしょう。

外部リンク

日本書店商業組合連合会 本屋さんに行こう！ - 公式サイト

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