日本火災学会

公益社団法人日本火災学会

公益社団法人日本火災学会（Japan Association for Fire Science and Engineering、略称JAFSE）は、火災に関する科学と技術の研究を促進し、知識の交流を図ることで、学術・技術の発展と社会福祉への貢献を目指す学会です。1950年に設立され、現在の会長は神戸大学の北後明彦教授が務めています。また、日本学術会議協力学術研究団体としても活動しています。

概要

学会設立の背景には、大正12年の関東大震災以降、耐火・防火に関する実験が活発化し、昭和8年頃からは木造家屋の火災実験が行われるようになったことがあります。これらの調査研究の発表、情報共有、議論の場として、また知識や技術の普及を目的として、学会とその会誌の必要性が高まり、1950年の設立に至りました。

学会は、火災に関する科学と技術の研究を促進し、知識の交流を図ることで、学術・技術の発展と社会福祉への貢献を目的としています。

沿革

1950年: 日本火災学会 発足
1963年: 社団法人日本火災学会 設立
2012年: 公益社団法人日本火災学会へ移行

主な活動・情報発信

学会では、学術専門委員会を設け、基礎的な調査研究から消防防災技術、建築防火対策などの実務的なテーマまで、幅広い分野で活動しています。一般向けには、年1回の講演討論会と年2回の火災科学セミナーを開催し、会員向けには、5月頃に研究発表会を開催しています。

定期刊行物としては、火災誌（年6回）や論文集（年3回）を発行しています。また、「火災と建築」、「火災便覧」などの図書も出版しています。東日本大震災に関しては、学会として調査報告書を刊行しました。

関連項目

日本学術会議協力学術研究団体
防災学術連携体

外部リンク

日本火災学会)

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