日本生命丸の内ガーデンタワー

日本生命丸の内ガーデンタワー：皇居の緑を望む、洗練された超高層ビル

日本生命丸の内ガーデンタワーは、東京都千代田区丸の内にそびえ立つ、地上22階建ての超高層ビルです。2009年、日本生命保険が丸の内AIGビルを取得、解体後、新たなランドマークとして建設されました。

デザインと環境への配慮

建物のデザインは、日本の伝統的な建築様式を現代的に解釈したものです。外装は、縦格子のモチーフを取り入れた外周外柱と深い庇が特徴的で、重厚さの中に優しさを感じさせる洗練された外観を呈しています。

建物の足元には、近隣のパレスホテル東京と共同で、和田倉濠の景観に配慮した桜並木が整備されています。エントランスロビーには、石彫家・和泉正敏氏による景石と石積が配され、訪れる人を迎えます。低層階には、ビジネスサポート施設や飲食店が入り、賑わいのある空間を演出。都営三田線と直結した地下1階のフードテラスも利用者の利便性を高めています。

フレキシブルなオフィス空間

4階から22階はオフィスフロアです。アウトフレーム構造を採用することで、基準階に約510坪もの無柱空間を実現。役員室から外資系企業の個室対応まで、幅広いニーズに対応できるフレキシブルなワークプレースを提供しています。かつては三井物産の仮本社として使用されていましたが、現在はセールスフォース社が主要テナントとして入居し、「Salesforce Tower」として営業しています。

災害対策への万全な備え

日本生命丸の内ガーデンタワーは、防災対策にも力を入れています。72時間稼働可能な非常用発電機を設置し、災害発生時には在館者3日間分の飲料水や食料を備蓄。さらに、制振構造を採用することで、地震など自然災害への対策も万全です。

名称の由来

ビルの名称「日本生命丸の内ガーデンタワー」は、皇居の豊かな自然環境を享受できるロケーションを表現したものです。緑豊かな環境と、洗練された建物デザインが調和し、都会のオアシスとして存在感を示しています。

沿革

2009年（平成21年）5月：日本生命がAIGビルを取得
2011年（平成23年）5月：AIGビル解体開始
2012年（平成24年）3月：着工
2014年（平成26年）7月：竣工

日本生命丸の内ガーデンタワーは、最新の設備と防災対策、そして洗練されたデザインを兼ね備えた、東京のビジネスシーンを代表する超高層ビルと言えるでしょう。

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