日本私立短期大学協会

日本私立短期大学協会について

日本私立短期大学協会（にほんしりつたんきだいがくきょうかい）は、国内に存在する私立短期大学を会員とした任意団体です。略称として「私短協」（したんきょう）が用いられ、2021年7月時点での会長は郡山女子大学短期大学部の学長である関口修氏が務めています。

概要

この協会の主な業務目標は、私立短期大学における教育や研究の条件を充実させること、そして経営の安定を図ることです。また、一般財団法人大学・短期大学基準協会との連携も重要視されています。事務局は東京都千代田区九段北に位置し、具体的な住所は私学会館別館6階となっています。

会員校の数は2022年4月1日時点で286校となっていますが、近年では短期大学の統廃合や4年制大学への改組が進んでいるため、協会への加入校数は減少傾向にあります。

沿革

協会は1950年4月10日に、132校の短期大学を会員として設立されました。その後、さまざまな活動を通じて私立短期大学の成長を支援してきましたが、2023年11月16日に全国私立短期大学体育大会が廃止されたことで、特に大規模な大会の実施が困難となっています。

体育大会について

全国私立短期大学体育大会は、毎年8月に開催される私立短期大学のみが参加できる全国規模の大会でした。参加条件は私立の短期大学に限定され、公立の短期大学は参加できませんでした。この大会は短期大学にとって唯一の大規模な全国大会であり、多くの学生にとって見逃せないイベントでした。

しかし、近年では短期大学の閉校や廃校、さらに4年制大学への移行が進んだことから、参加校数が次第に減少していきました。これに伴い、参加するクラブやチームも少なくなり、結果として毎年参加数が減少していったのです。さらには、経済的な負担や審判などの運営にかかわる人材不足も影響し、2023年11月16日に大会は廃止に至りました。

この廃止により、短期大学が主催する大規模な大会や全国大会は消滅することとなりました。

開催競技一覧

2023年に廃止となるまでの大会では、以下の種目が開催されていました：

これらの競技は、多くの短期大学生にとって重要な活動の一部であり、学生間の交流の機会でもありました。現在、参加することができるサークルやクラブについては、各学校の指導に基づき大学体育連盟や一般・社会人大会へ参加するケースが多くなっています。

日本私立短期大学協会は、今後も教育の質の向上に向けた活動を続けていくことが期待されています。

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