日本総合病院精神医学会

一般社団法人日本総合病院精神医学会

一般社団法人日本総合病院精神医学会（英名：The Japanese Society of General Hospital Psychiatry、略称：JSGHP）は、日本の医学分野における主要な学術団体の一つです。

概要

本学会は1988年に設立され、日本の医学系学会として活動しています。特に精神医学を専門領域としており、日本学術会議協力学術研究団体にも名を連ねています。その所在地は東京都文京区本郷に置かれています。

目的と構成員

本学会は、主に総合病院における精神医学の発展と普及を目的としています。会員は、この分野に強い関心を持つ医師やその他医療従事者で構成されており、2008年度時点での登録会員数はおよそ1,800名でした。

総合病院精神医学は、一般病院に入院あるいは通院する身体疾患を持つ患者さんに対する精神科的な診療や、リエゾン精神医学など多岐にわたる領域を含みます。身体と精神の両面から患者さんを支援するための専門知識や技術の向上は、現代医療において非常に重要視されています。本学会は、このような総合病院における精神科医療の質向上に貢献することを目指しています。

主な活動内容

本学会は、設立以来、その目的を達成するために多岐にわたる事業を展開しています。主な活動内容は以下の通りです。

### 学術集会・講演会の開催
設立年の1988年以降、年に一度の学術総会を継続的に開催しています。この学術総会は、会員が一堂に会し、最新の研究成果を発表・共有する中心的な機会です。特に、高度医療や末期医療といった、精神医学が重要な役割を果たす分野における研究や、医療全般に関する議論が活発に行われます。これにより、この分野の学術的進歩と教育の推進を図っています。
学術総会に加えて、定期的に学術講演会や研修会などを開催し、会員の専門知識や臨床技能の向上を支援しています。

### 会誌・書籍の発行
学会誌の発行を通じて、会員の研究成果や症例報告、最新の知見などを広く発信しています。これにより、学術情報の共有と普及に貢献しています。また、総合病院精神医学に関連する書籍やガイドラインなどを刊行し、医療従事者への情報提供や教育活動を行っています。

### 国際学術交流
国内外の関連学会や研究者との連携を深めるため、国際的な学術交流を積極的に行っています。これにより、世界の最新情報を入手し、日本の総合病院精神医学のレベル向上に役立てるとともに、日本の研究成果を世界に発信する役割も担っています。

これらの活動を通じて、本学会は総合病院精神医学の専門性を高め、より質の高い精神科医療が提供される体制づくりに貢献しています。

関連団体

本学会に関連する主な学術分野や団体としては、以下のようなものが挙げられます。

精神医学
日本精神神経学会
日本精神科病院協会
* 日本精神神経科診療所協会

本学会は、これらの関連団体とも連携しつつ、日本の精神科医療全体の発展に寄与しています。

公式ウェブサイト：一般社団法人日本総合病院精神医学会

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