日本行動医学会

日本行動医学会について

日本行動医学会（Japanese Society of Behavioral Medicine、略称JSBM）は、行動医学の進展を図るため、1992年に設立された学術団体です。この学会は、国際行動医学会（International Society of Behavioral Medicine、略称ISBM）の日本支部として位置付けられており、東京都新宿区に事務局を設立しています。

設立の背景

行動医学は、心理学や医学、社会学などの多様な学問を統合した分野であり、健康行動や病気の予防・治療に寄与することを目的としています。日本行動医学会は、この分野の研究を促進し、医療や福祉の現場での実践に役立てることを目指し、学会活動を展開しています。

主な活動内容

日本行動医学会は、さまざまな活動を通じて、会員間の交流や知識の共有を促進しています。具体的な活動内容は以下の通りです。

1. 学術総会の開催

毎年、専門家や研究者が集まり最新の研究成果を発表する学術総会を開催しています。この総会では、行動医学の最前線に関する研究が共有され、参加者が意見交換を行う機会を提供しています。また、優れた研究に対する表彰も行われています。

2. 機関誌「International Journal of Behavioral Medicine」

国際行動医学会が発行する専門雑誌『International Journal of Behavioral Medicine』を年4回受け取り、会員に無料で配布しています。この雑誌には、最新の研究論文やレビュー、実践報告などが掲載されており、行動医学に関心がある研究者にとって貴重な情報源となっています。

3. 学会機関誌『行動医学研究』

上記の学術活動の一環として、日本行動医学会誌『行動医学研究』も年1回発行されています。この機関誌では、国内外の研究成果や活動報告が紹介され、会員同士の交流を深める役割を果たしています。

4. ニューズレターの発行

年2回、学会活動の報告や行動医学に関する情報を提供するニューズレターを発行し、会員に配信しています。これにより、会員は最新の情報を得ることができ、互いの研究や活動に対する理解を深めることができます。

5. 行動医学教育研修会

定期的に行動医学に関連する教育研修会を開催しており、会員や一般の参加者を対象にしたワークショップやセミナーが行われています。これにより、実践者や研究者が最新の知識を習得し、さらなる専門性を高める場を提供しています。

まとめ

日本行動医学会は、行動医学の発展に寄与するために重要な役割を果たしており、年次総会や機関誌、研修会など多様な活動を通じて会員の交流を促進しています。これからも専門性の向上を図りつつ、健康の促進と病気予防に向けた取り組みを継続していくことが期待されています。さらに詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。

もう一度検索