日本赤十字社金色有功章

日本赤十字社金色有功章：赤十字活動への多大な貢献を称える栄誉ある表彰

日本赤十字社金色有功章は、日本赤十字社が長年にわたり赤十字活動に貢献した個人や団体に贈られる、名誉ある表彰です。明治18年の表彰制度制定以来、今日まで同社における最高の栄誉として位置づけられています。

この栄誉ある賞は、赤十字奉仕活動、多額の寄付、そして献血への継続的な貢献といった、様々な分野での功績を称えるために設けられています。日本赤十字社法および定款に基づき、具体的な授与基準が定められています。

授与基準：多様な貢献を評価

金色有功章の授与基準は、貢献の形態によって異なります。

赤十字奉仕活動： 20年以上にわたる赤十字奉仕団等の活動への貢献が認められた者に、勲章式（章、略章、章記）が授与されます。長きにわたる献身的な活動が、この最高の栄誉に値すると評価されます。

高額寄付： 50万円以上の社資拠出者、寄付者（一括または複数回での寄付を含む）が対象となります。個人には勲章式（章、略章、章記）が、法人・団体には楯式が贈られます。多額の寄付を通じて赤十字活動を支えた功績が認められます。

* 献血： 100回以上の献血実績を持つ献血者には、杯式（金色のガラス杯）と感謝状が授与されます。献血への継続的な参加は、多くの人の命を救うことに貢献しており、その功績を称えます。過去には、献血功労者に対して楯式である「功労楯」が贈られていたこともありました。100回を超える献血に対しては、50回ごとに飾線が追加される特別な表彰も行われていました。

さらに、名誉社員の称号を受けた者には、名誉社員章と共に金色有功章が贈られます。これは、赤十字活動に対する特別な貢献と、その功績を称えるものです。

金色有功章の種類：貢献の形態に応じた表彰

金色有功章は、勲章式、楯式、杯式の3種類があります。これは、貢献の形態や内容に応じて適切な表彰形式が選択されることを示しています。勲章式は個人への表彰として、楯式は団体や献血功労者への表彰として、そして杯式は献血100回達成者への表彰として用いられています。

日本赤十字社の表彰制度における位置づけ

日本赤十字社金色有功章は、同社の表彰制度において最高位の栄誉です。これは、長年にわたる献身的な活動、多額の寄付、献血への継続的な貢献など、赤十字活動への多大な貢献を称えるものです。

日本赤十字社は、その活動を通じて、人道的な支援、災害救助、医療活動など、幅広い分野で社会に貢献しています。金色有功章は、これらの活動に尽力した個人や団体への感謝と、更なる励ましを込めた、重要な表彰制度となっています。

関連情報

日本赤十字社金色有功章に関する詳細は、日本赤十字社の公式ウェブサイトや関連資料を参照してください。

もう一度検索