日本車いすテニス協会

日本車いすテニス協会：車いすテニス界を牽引する組織

一般社団法人日本車いすテニス協会（JWTA）は、車いすテニス競技の普及と発展を目的として1991年に設立された、日本におけるこの競技の統括団体です。熊本県荒尾市に事務局を置き、国内外の車いすテニス界において重要な役割を担っています。

JWTAの前身は、1986年に発足した日本車いすテニス連絡協議会です。国内大会の調整などを目的として設立され、その後、日本車いすテニスプレーヤーズ協会へと改組されました。1989年には日本車いすテニス協会が組織され、1991年に日本車いすテニスプレーヤーズ協会と統合、現在の日本車いすテニス協会が誕生しました。

協会は、国際テニス連盟車いすテニス委員会の諮問機関である国際車いすテニス協会にも加盟しており、国際的な連携を通して競技の普及に努めています。日本国内だけでなく、アジア諸国においても積極的に普及活動を行い、車いすテニスの発展に貢献しています。2015年には一般社団法人へと移行し、組織としての基盤をより強固なものにしました。

JWTAの活動は多岐に渡り、国内における車いすテニス選手権大会の開催がその中心となっています。中でも、NEC全日本選抜車いすテニス選手権大会は、日本を代表する車いすテニス選手たちが集結する、国内最高峰の大会として知られています。これらの大会を通して、選手の育成や競技レベルの向上に貢献しています。

さらに、JWTAは、競技の普及啓発にも力を入れています。車いすテニスという競技の魅力を広く伝え、より多くの人々に親しんでもらうための活動に取り組んでいます。これは、競技人口の拡大、ひいては車いすテニス界全体の活性化へと繋がる重要な活動です。

協会の活動基盤は、長年に渡る経験と、多くの関係者による支えによって築き上げられてきました。設立当初から現在まで、車いすテニスを愛する多くの個人や団体が、協会の活動に協力し、共に歩んできています。

JWTAは、これからも車いすテニス界の発展のために、精力的に活動を行い、国内外の選手や関係者と連携しながら、競技の普及と発展に貢献していくことでしょう。その活動は、単なる競技の運営にとどまらず、障がい者スポーツの振興、そして社会全体のインクルーシブな発展にも貢献しています。

日本車いすテニス協会の公式ウェブサイト、SNS（X、Facebook、Instagram）では、最新の大会情報や協会の活動内容、車いすテニスに関する様々な情報が発信されています。車いすテニスに興味のある方は、ぜひアクセスしてご覧ください。

参考文献

日本車いすテニスプレイヤーズ協会・日本身体障害者スポーツ協会『車いすテニス競技』（調査研究報告書）1991年

関連項目

車いすテニス
車いすテニス男子優勝者一覧
吉田記念テニス研修センター

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