日本遊戯銃協同組合

日本遊戯銃協同組合 (ASGK) ― 安全で楽しい遊戯銃文化を創造する業界団体

日本遊戯銃協同組合（略称：ASGK）は、モデルガンやエアソフトガンなど遊戯銃の製造メーカーが集まる業界団体です。1974年に「日本モデルガン製造協同組合」として発足し、その後、1986年に「エアーソフトガン協議会」を合併して現在の名称となりました。

組合の設立と発展

組合は、当初はモデルガンの製造業者11社によって設立されました。発足当初から、安全な製品の製造と普及を目的として、自主規制の取り組みを進めてきました。1975年には通商産業省（現経済産業省）から認可を受け、改造防止のための自主規制適合マーク(sm)の運用を開始しました。さらに、1977年には模擬銃器規制の施行に伴い、法規制適合マーク(SMG)の運用も開始しました。

エアソフトガンの普及拡大に伴い、1981年にはエアソフトガン製造業者7社で「エアーソフトガン協議会」が設立されました。この協議会は、エアソフトガンの安全基準の策定と普及に大きく貢献しました。そして、1986年、日本モデルガン製造協同組合とエアーソフトガン協議会が合併し、現在の「日本遊戯銃協同組合」が誕生しました。

ASGKの役割と活動

ASGKは、遊戯銃業界の自主規制を推進し、安全な製品の製造と普及に努めています。具体的には、安全基準の策定、適合マークの運用、業界全体の安全意識の向上のための啓発活動などを実施しています。また、業界全体の意見調整や、関係各所との連携を通して、健全な遊戯銃文化の創造に貢献しています。

主要加盟企業

ASGKには、日本の遊戯銃業界を代表する多くの企業が加盟しています。例として、東京マルイ、ウエスタン・アームズ、クラウンモデル、タナカ、ハートフォードなど、多数の有名メーカーが名を連ねています。これらの企業は、ASGKの活動に積極的に参加し、安全で高品質な製品の開発・製造に努めています。

「エアーソフトガン」商標

一般的に玩具エアガンを指す「エアーソフトガン」という呼称は、ASGKの登録商標です。この呼称は、エアソフトガン業界全体で広く使用されており、エアソフトガン市場の活性化にも貢献しています。

今後の展望

ASGKは、これからも遊戯銃業界の自主規制を強化し、安全で楽しい遊戯銃文化の創造に貢献していくことを目指しています。技術革新や社会情勢の変化に対応しながら、時代のニーズに応じた活動を進めていくことが期待されています。また、国内市場にとどまらず、国際的な安全基準の調和にも積極的に取り組む姿勢が求められます。

関連団体

ASGK以外にも、日本エアースポーツガン振興協同組合や全日本トイガン安全協会といった、遊戯銃の安全に関する活動を推進する団体が存在します。これらの団体と連携しながら、日本の遊戯銃文化の健全な発展に寄与することが重要です。

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