日本音楽スタジオ協会

日本音楽スタジオ協会について

一般社団法人日本音楽スタジオ協会（Japan Association of Professional Recording Studios、略称JAPRS）は、日本の音楽CD制作を含む録音技術やスタジオ環境の向上を目的として活動している団体です。1989年に49社の音楽レコーディングスタジオが集まり、任意団体としてのスタートを切りました。最初の目的は、録音技術の向上と業界内の情報共有を促進することでした。

沿革

1989年2月、録音スタジオ49社が一堂に会し、音楽制作や録音技術の発展を目指す団体を結成しました。翌1990年12月には、通商産業大臣（現在の経済産業大臣）の許可を受け、正式に社団法人日本音楽スタジオ協会として設立されました。その後、2013年4月には公益法人制度改革に伴って、一般社団法人として再編成され、現在の形に至っています。

主な事業

日本音楽スタジオ協会の活動は多岐にわたります。主な取り組みとして、サウンドレコーディング技術認定試験やPro Tool技術認定試験を実施しています。これらの試験は、業界内での技術水準の向上を目指しており、参加者には専門的な知識とスキルが求められます。また、一般社団法人日本オーディオ協会や日本ミキサー協会、一般社団法人日本レコード協会と共催で開催される日本プロ音楽録音賞も、大きなイベントの一つです。この賞は、録音技術に特に優れた作品や制作を評価するもので、音楽界の発展に貢献しています。

所在地

日本音楽スタジオ協会の事務所は東京都新宿区大久保に位置し、モナーク大久保の3階にあります。新宿という立地は、多くの音楽関係者が集まるエリアであり、協会活動を活性化させる役割を果たしています。

まとめ

日本音楽スタジオ協会は、音楽制作の質を高めるための重要な団体です。録音技術の認定を通じて業界内の標準を確立し、若手クリエイターの育成にも力を入れています。今後も日本の音楽シーンにおいて重要な役割を果たすことでしょう。公式サイトでは最新の活動情報やイベント案内が掲載されており、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

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