日本食品機械工業会

一般社団法人日本食品機械工業会（にほんしょくひんきかいこうぎょうかい）

概要

一般社団法人日本食品機械工業会は、略称「日食工」、英語表記「The Japan Food Machinery Manufacturers' Association」として知られる、日本の食品機械製造企業を中心に構成される業界団体です。食品の製造プロセス全体に関わる活動を通じて、国内食品産業の活性化促進、安全で衛生的な食品提供への貢献、そして国民の豊かな食生活の向上を目指しています。

主な事業活動

工業会は、その目的達成のため、幅広い事業を展開しています。
展示会事業: 国際食品工業展「FOOMA JAPAN」を主催。これは食品製造に関わるあらゆる機械・装置・技術が集まるアジア最大級の総合展示会であり、食品産業にとって重要な情報発信・商談の場です。
安全・衛生化推進: 食品機械の安全性や衛生基準の向上に取り組み、関連基準の策定支援や普及活動を通じて、安全な食品製造環境の実現に貢献しています。
技術開発・研究調査: 新たな技術の研究開発支援や産業動向の調査を行い、会員企業の技術力向上や事業展開をサポートしています。
人材育成: 「FOOMAアカデミー」などの研修プログラムを通じ、技術者や経営層の専門知識・能力向上を図っています。
国際交流・輸出振興: 海外の関連団体との交流や、会員企業の海外市場への展開（輸出促進）を支援しています。
広報・出版: 機関誌「ふーま」（年4回）や「FOOMA技術ジャーナル」（年2回）などを発行し、業界内外への情報発信を行っています。

組織と所在地

2023年8月現在、233社の企業と2団体が正会員として、235社が賛助会員として加盟しています。本部は東京都港区芝浦3丁目の「ふーまビル」に置かれています。

沿革

日本食品機械工業会の歴史は、日本の食品産業の歩みと重なります。
1948年: 「全国食糧機械製造業者懇談会」として発足。
1954年: 「日本食糧機械工業会」に改称、中央団体へ改組。
1967年: 社団法人として認可を取得。
1972年: 現在の「日本食品機械工業会」に名称変更。
* 2012年: 一般社団法人へ移行。
設立以来、食品機械産業の発展を通じて日本の食文化と食の安全に貢献し続けています。

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