日本鱗翅学会についての詳細
日本鱗翅
学会(にほんりんしがっかい)、
英語名はThe Lepidopterological Society Of Japan (Lepid. Soc. Jpn.)です。この
学会は学術研究を目的とした団体で、1945年9月1日に設立されました。既存の自然史研究や昆虫科学の分野との連携を図りつつ、特に鱗翅目、すなわち蝶や蛾の研究を中心に活動しています。
設立の目的と活動内容
日本鱗翅
学会は、鱗翅学の研究を促進し、発展させることを主な目的としています。団体の重点は、鱗翅目に関わる研究の普及、研究成果の共有、そして会員同士の親睦や協力を強化することにあります。国内の他の研究団体である自然史
学会連合や日本昆虫科学連合にも加盟しており、広範なネットワークを築いています。
刊行物
日本鱗翅
学会は複数の刊行物を発行しており、それぞれが異なるテーマと形式で研究成果を共有しています。具体的には以下の5つがあります。
1. 蝶と蛾
- - 誌名(和文): 蝶と蛾
- - 誌名(欧文): Lepidoptera Science
- - 創刊年: 1949年
- - 資料種別: ジャーナル(査読付き論文を含む)
- - 使用言語: 日英混在
- - 発行形態: 印刷体、eジャーナル
- - 著作権帰属先: 学会
- - 購読: 無料
これにより研究者は最新の研究成果にアクセスし、鱗翅目に関する知見を深めています。
2. やどりが
- - 誌名(和文): やどりが
- - 誌名(欧文): YADORIGA
- - 創刊年: 1953年
- - 使用言語: 日本語のみ
- - 発行形態: 印刷体、eジャーナル
- - 著作権帰属先: 学会
- - 購読: 無料
この雑誌では、日本の蝶や蛾に特有のテーマや研究結果について深く掘り下げています。
3. 日本鱗翅学会特別報告
- - 誌名(和文): 日本鱗翅学会特別報告
- - 誌名(欧文): Special Bulletin of the Lepidopterological Society of Japan
- - 資料種別: 研究報告・技術報告
- - 使用言語: 日本語のみ
- - 発行形態: 印刷体
この特別報告書では、各種研究や技術の報告が行われています。
4. 日本産蝶類の衰亡と保護
- - 誌名(和文): 日本産蝶類の衰亡と保護
- - 誌名(欧文): Decline and Conservation of Japanese Butterflies
- - 資料種別: 研究報告・技術報告
この報告は、日本に生息する蝶の減少やその保護方法についての研究を紹介しています。
参考文献
日本鱗翅
学会についての詳細情報は、関連文献や
学会の公式ウェブサイトで確認することができます。特に、日本学術協力財団が編纂した『
学会名鑑 2007-2009年版』は、
学会の活動や歴史についての重要な資料です。
日本鱗翅
学会は、蝶と蛾に関する研究と知識の深化を推進しており、その取り組みは今後も続いていくことでしょう。