日産・エクステラ

エクステラについて

エクステラ（XTERRA）は、日産が手掛けるトラックベースのコンパクトSUVで、特にアウトドア志向のユーザーに支持されるモデルです。この車名は、アクティブなライフスタイルを象徴する競技種目「エクステラ」に由来しています。日産はこのモデルを「必要なものはすべて揃っている、不要なものなんてない」というキャッチフレーズでマーケティングしています。

1代目 WD22型（1999年 - 2005年）

初代エクステラは1999年にカリフォルニアでデザインされ、日産デザイン・アメリカによるものでした。デザインディレクターのトム・センプルは、頑丈で高品質な車を提供することを目指し、「乱暴に扱ってくれ」と言わんばかりのガレージツールのような設計に仕上げました。エクステラは、パスファインダーの下に位置するエントリーモデルとして、ダットサントラックのシングルキャブを基盤に製造されています。

このモデルは、オフロード走行に優れたラダーフレーム構造を用いており、サスペンションは他のモデルと共通ですが、アスファルト走行時には逆効果になるなどの特性も持っています。居住空間にはスタジアムシートやキックアップルーフが採用され、後部の居住性が高められています。

2002年に導入された改良型では、デザイン変更とともに内装の質感向上が図られ、さまざまな便利機能が追加されました。特に、ランバーサポートや新しいオーディオシステム、さらにはオプションでのスーパーチャージャー付きV6エンジンの選択肢が増えました。

2代目 N50型（2005年 - 2015年）

2004年には新型エクステラがオートショーで発表され、翌年より販売が開始されました。このモデルは全体的に大型化し、新しいF-Alphaプラットフォームが採用されました。米国市場にはX、S、PRO-4Xというモデルが用意され、四輪駆動および二輪駆動が选択可能です。

2009年に導入される改良型では、フェイスリフトが施され、内装やオプション装備の充実が図られました。例えばBluetooth機能や最新のナビゲーションシステムが追加され、ユーザーはデジタルコンテンツへの接続が可能となります。しかし、その後の生産終了は燃費の悪さや販売減少が影響しています。

3代目 D23型（2020年 - ）

2020年には新しいエクステラが登場し、中東市場向けに設計されたモデルが発表されました。デザインは5年前のモデルをベースにしつつ、最新のトレンドを取り入れたものとなっています。

受賞歴

エクステラは数多くの賞を受賞しており、特に2000年にはモータートレンド誌から「スポーツユーティリティ・オブ・ザ・イヤー」に選ばれるなど、高い評価を得ています。様々な専門誌からも「高級車の代替品にならない誠実なSUV」として位置づけられています。

結論

エクステラは日産が提供するトラックベースのSUVとして、実用性とアクティブなライフスタイルを重視しており、多くのアウトドアファンから支持されています。進化を続けるこのモデルは、引き続き注目を浴びることでしょう。

もう一度検索