日當直喜

日當 直喜選手のプロフィール

日當直喜（ひなたなおき）は、2005年7月6日生まれ、東京都墨田区出身のプロ野球選手であり、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属する右投げ右打ちの投手です。

経歴

プロ入り前

日當選手は、幼少期から野球に親しみ、墨田区立梅若小学校の1年生の時に軟式野球チーム『鐘ヶ淵イーグルス』に加入しました。その後、墨田区立桜堤中学校に進学し、9年間にわたり捕手や投手として活躍しました。高校は東海大学菅生高校に進学。在学中の1年秋には背番号11をつけてベンチ入りを果たしました。その後、2年秋の東京都大会では背番号1をつけ、驚異的なパフォーマンスを発揮し、4試合連続完投勝利でチームを東京都の優勝に導きました。

3年春の第95回選抜高等学校野球大会では沖縄尚学を相手に完封勝利を収め、さらには大阪桐蔭との準々決勝にもリリーフとして出場し、素晴らしい投球を見せましたが、惜しくもチームは敗れました。そして3年夏の西東京都大会では駒沢大高に破れ、その後はプロ入りを目指して2023年9月1日にプロ志望届を提出しました。

2023年10月26日に開催されたドラフト会議では、東北楽天ゴールデンイーグルスから3位指名を受けることとなりました。11月12日には契約金5000万円、年俸550万円で合意し、背番号54をつけて入団しました。

選手としての特徴

日當選手は身長190cm、体重100kgという大柄な体格を持ち、この体格から投げ込む球速最速154km/hのストレートが最大の武器です。また、鋭いフォークボールも特徴の一つであり、他にカットボールやカーブなど様々な変化球を駆使します。特にフォークボールは7種類の変化を自在に操ることができ、これらの球種を使い分けることで打者との勝負を楽しんでいます。

また、日當選手のスタミナの強さも顕著です。東海大学菅生高校の監督である若林弘泰氏は、「体に不安はなく、一晩寝れば回復するタフさがある」とその体力を高く評価。また、母親は「がっちりした体格で小さな頃から怪我をしたことがない」とも述べています。そのため、高校時代のあだ名は「ダチョウ」と呼ばれていました。

人物・エピソード

日當選手は7人兄弟の5番目で、兄2人、姉2人、妹2人の間に生まれました。左耳に小耳症を抱えており、耳の形成が通常よりも不完全であるため、左耳はほとんど聴こえず、守備面での課題に直面したこともありました。中学3年生のとき、母親と共に病院へ行き、肋軟骨移植の手術が勧められたものの、野球を半年間できなくなる恐れもあり、その時は手術を選ばなかったとのことです。

趣味は裁縫であり、学生時代にはユニフォームが破れると自分で修理していたことがあります。また、特技の一つとして人を笑わせることがあり、特に一発芸を得意としています。

詳細情報

• - 背番号: 54（2024年 - ）

日當直喜選手は、その技術とスタミナに加え、ユニークな人柄を持つ若手選手として、今後の成長が楽しみな逸材です。

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