日野市立平山小学校

日野市立平山小学校の概要

日野市立平山小学校（ひのしりつ ひらやましょうがっこう）は、東京都日野市に位置する公立の小学校です。学校は、教育の質を向上させるために東京都教育委員会指定の体育健康教育推進校となっており、さらには日野市教育委員会からも研究奨励校に指定されています。これらの取り組みを通じて、児童の心身の健全な成長を支えています。

2024年度には、本校の合唱団が第91回NHK全国学校音楽コンクールに初出場し、金賞を受賞するという快挙を成し遂げました。このような成果は、学校の教育方針や活動の一環として児童たちの音楽教育が充実していることを示しています。また、開校以来、令和4年度末までに8,036名の卒業生を輩出しており、多くの児童がここでの学びを通じて成長されています。

沿革の概要

平山小学校の歴史は1873年（明治6年）にさかのぼります。この年の5月10日、宗印寺を仮校舎として真心学舎が創立され、これが本校の前身となります。その後、1977年（昭和52年）には児童数が急増し、31学級に達したため、プレハブ校舎が建設されました。その翌年には、児童数の増加に対応するために平山台小学校が新設されます。

2000年（平成12年）には学校適正規模・適正配置の基本方針のもと、平山台小と平山小の統廃合に向けた方針が示され、2004年（平成16年）には統合計画が具体化します。2006年4月には平山台小学校との再統合が実現し、その後改築期間中は山台小の校舎を仮校舎として利用しました。

再統合後の翌年2007年2月8日には、校歌も制定され、学校のアイデンティティがいっそう明確になる重要な節目ともなりました。最近では、2023年10月7日に開校150周年を迎え、記念式典を開催し、これを祝う会も設けられました。

教育目標と児童像

平山小学校は「人権尊重の精神」を教育の中心に据え、心身ともに健康で力強く成長できる児童を育成することを目指しています。具体的には、以下の三つの力を備えた児童の育成を重視しています。

1. すすんで学ぶ力：問題解決能力を高め、自ら問いを持ち、仲間と協力して学ぶことができる児童。
2. ゆたかな心：人間関係の形成において、“いのち”と真心を大切にし、他者のために行動する児童。
3. たくましい体：運動能力を高め、積極的に挑戦し、健康な生活習慣を実践する児童。

学校の目指す姿

本校は、児童ができる楽しさを味わい、わかる楽しさや認められる楽しさを体感できる環境を重視しています。また、個々の多様な個性を尊重し、保護者や地域の方々に信頼される学校であることを目指しています。教職員はそれぞれの個性を生かし、専門性を高めながら協力して教育を行い、子どもたちの良さを見つけて褒め、育てていくことが大切にされています。

通学区域と進学先

平山小学校の通学区域は平山全域に加え、南平、六丁目22から28番地、七丁目から九丁目に広がっています。主な進学先は日野市立平山中学校で、地域の教育が一貫して行われる環境となっています。

アクセスの良さ

交通の便も良く、京王線「平山城址公園駅」から徒歩7分の距離に位置しているため、多くの児童が通学しやすい立地にあります。

このように日野市立平山小学校は、長い歴史を持ち、優れた教育環境を提供し続ける学校です。

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