早乙女わかば

早乙女 わかば

早乙女わかば（さおとめ わかば、5月30日生まれ）は、兵庫県神戸市出身の日本の女優です。彼女は元宝塚歌劇団の月組と星組に所属していた娘役スターで、その優れた演技力や美貌で多くのファンを魅了してきました。

身長162cm、血液型はA型で、愛称は「わかば」。現在はニチエンプロダクションに所属し、舞台やテレビで幅広く活躍しています。

来歴

早乙女は2006年に宝塚音楽学校に入学し、2008年に94期生として卒業後、宝塚歌劇団に入団しました。入団時の成績は24番であり、月組公演「ME AND MY GIRL」で初舞台を飾りました。彼女は配属先の星組で注目を集め、特に2010年の「ハプスブルクの宝剣」で新人公演初ヒロインを務めるなど、2年目にして大きな飛躍を遂げました。

その後も、彼女は2011年の「ランスロット」でバウホール公演初ヒロイン、2012年の「ジャン・ルイ・ファージョン」で東上公演初ヒロインを務めるなど、次々と新たな役を担い、舞台での存在感を示しています。2014年には月組へと組替えされ、同年の「THE KINGDOM」で海乃美月とダブルヒロインを演じました。

続く2015年の「Bandito」では2度目の東上公演単独ヒロインを務め、さらには「1789」でトップスターの相手役に抜擢されるなど、華々しいキャリアを築きました。2018年5月6日には「カンパニー／BADDY」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。

退団後の2021年には、自身のSNSを通じて結婚を報告し、新たな生活を始めました。

人物

早乙女わかばは、幼少期から歌や踊りが得意であり、祖母の影響でミュージカルを学ぶこととなりました。初めて宝塚の舞台を観たのは小学生の頃で、轟悠主演の雪組公演「春櫻賦／LET'S JAZZ」を見に行ったときのことを鮮明に覚えていると言います。この体験が彼女の夢の原点となりました。

その後、家庭でパソコンを使用できるようになると、自ら宝塚歌劇について調べ始め、宝塚コドモアテネに通うようになりました。

主な舞台

早乙女は宝塚歌劇団時代に数多くの舞台に出演しました。彼女の初舞台は「ME AND MY GIRL」であり、その後も「ハプスブルクの宝剣」「ジャン・ルイ・ファージョン」「ランスロット」など数々の名作で重要な役を演じてきました。退団後も『艶姿純情BOY』や『信長の野望・大志〜最終章〜群雄割拠 関ヶ原』などの舞台で活発に活動しています。

出演イベントとテレビ活動

また、タカラヅカスペシャルのような大きなイベントにも出演し、ファンとの交流も大切にしています。さらに、2021年には朗読劇『-The Super Reading Show- 紅茶王子』にも出演し、ここでも彼女の表現力が光ります。

早乙女わかばは、その多彩な才能と努力をもって、今後も一層の活躍が期待されます。

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