早川太貴

早川太貴選手のプロフィールと経歴

早川太貴（はやかわ だいき）選手は、1999年12月18日生まれのプロ野球選手で、投手として活躍しています。出身地は北海道江別市で、現在はくふうハヤテベンチャーズ静岡に所属しています。彼は右投右打の選手であり、元は地方公務員としての経験も持っています。

アマチュア時代の軌跡

早川選手は小学校3年生の時に、地元の野球チーム「東大麻グランドキングス」で野球を始めました。その後、江別市立大麻東中学校の軟式野球部に参加し、高校は北海道大麻高等学校へ進学します。高校では2年生の秋にエースナンバーである背番号1を背負うものの、3年生の春に右腕を骨折し、残念ながら甲子園出場の夢は叶いませんでした。彼の高校時代の最高球速は125〜130km/hでした。

高校卒業後は小樽商科大学に進学し、大学野球に力を入れました。大学時代には体重を約10kg増やし、球速も大きく伸ばし、最終的には147km/hを記録。公式戦では8勝を挙げ、着実に成果を残しました。

公務員からプロ選手へ

大学を卒業した2022年3月には北広島市役所に就職し、福祉課で働きながらも、仕事の合間に軟式野球や社会人硬式野球に取り組みました。特に軟式野球では2022年8月に第52回全道自治体職員等野球選手権大会で優勝し、全国大会では準優勝を果たすなど、素晴らしい成績を残しました。その結果、社会人野球選手としても注目を集め、硬式野球では2022年の北海道地区クラブ選手権大会での活躍がありました。

2023年10月には読売ジャイアンツの新人テストにも参加し、メディアに取り上げられることが多かった中で、残念ながら指名には至りませんでしたが、日々努力を続けました。

くふうハヤテベンチャーズ入団

2023年の12月7日、早川選手は新しい球団であるくふうハヤテベンチャーズ静岡に入団することが発表されました。2024年シーズンに向けて、背番号41を背負い、新たな挑戦が始まりました。オリックス・バファローズとの開幕戦では投手として登板したものの、初戦は苦戦を強いられました。その後、対阪神戦での素晴らしい投球によってチームに初勝利をもたらしました。

また、シーズン中にフレッシュオールスターゲームに選出され、パフォーマンスも評価されました。最終的にリーグで4勝7敗、防御率3.22という成績を残し、特に阪神戦では好成績を収めました。

選手としての特徴

早川選手の特徴は、最速150km/hのストレートとスプリットを持ち、カットボール、カーブ、ツーシームも駆使する多彩な投球スタイルです。特異なフォームから放たれる球は非常に威力があり、打者にとっては対処が難しいのが魅力です。

早川選手は2024年のプロ野球ドラフトで、阪神タイガースから育成3位指名を受けるという快挙を達成しました。これにより、彼はくふうハヤテから初めてドラフト指名を受けた選手となりました。今後の活躍が期待されます。

もう一度検索