早稲田スポーツ

早稲田スポーツの概要

早稲田スポーツは、早稲田大学の学生新聞として1960年に創刊され、早稲田スポーツ新聞会がその発行を担当しています。略称は「早スポ」で、大学内外から広く親しまれています。この新聞は、早稲田大学のさまざまな運動部の活動や試合結果を中心に報じており、特に東京六大学野球、ラグビー、箱根駅伝に重点を置いています。

創刊からの歩み

早稲田スポーツは、松井盈氏や西川昌衛氏（後に三菱UFJニコスの専務となる）など教育学部の生徒たちによって1959年に始まりました。2006年には通算400号を発行し、2019年には60周年を迎え、その歴史は長いものとなっています。この新聞は、学生スポーツに関する情報を発信する先駆けとして位置づけられています。

発行について

年に11回発行され、2009年には朝日新聞で年12回と報じられたこともありますが、現在は11回が通例となっています。発行部数は公称20万部で、印刷は日刊スポーツ印刷社に委託されています（2019年度からは東日印刷に変更）。なお、早慶野球号だけは有料で、1部100円です。それ以外の号は無料配布されており、特にOBやOG、そして早稲田スポーツのファンを対象にした定期購読サービスも実施されています。定期購読者は約500人と予想されています。

特別な取り組み

2000年からは「早稲田スポーツ新聞賞」が行われており、これは早稲田大学のスポーツ選手の中で特に優れた選手や団体を読者の投票によって選びます。また、2016年8月の時点で、新聞の部員数は155人に達しています。出身者には、毎日新聞の編集委員を務めた堤哲氏や、アナウンサーの野宮範子氏、2002年と2006年ソルトレークシティオリンピックのスケルトン日本代表である中山英子氏などが名を連ねています。

年間発行スケジュール

早稲田スポーツの年間発行スケジュールは、特別な号が盛り込まれており、新入生歓迎号から始まり、早慶レガッタ号、卒業記念号など多岐にわたります。具体的には、以下のような号が発行されます:

• - 新入生歓迎号（4月）
• - 早慶レガッタ号（4月）
• - 新人パレード号（5月）
• - 早慶野球（春）号（5・6月）
• - 7月号（7月）
• - 10月号（10月）
• - 早慶野球（秋）号（10・11月）
• - 早慶ラグビー号（11月23日）
• - 早明ラグビー号（12月第1日曜日）
• - 箱根駅伝号（1月2日）
• - 1月号（1月）
• - 卒業記念号（3月）

このように、早稲田スポーツは運動部の活動を幅広く網羅し、スポーツ文化を根付かせる役割を果たしています。

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