旭川市立聖園中学校

旭川市立聖園中学校の概要

旭川市立聖園中学校は、北海道旭川市に設立された公立の中学校で、もともとは旭川市立第六中学校という名称でした。この学校は、現在の旭川市立中央中学校の前身の一つにあたります。聖園中学校は、長い歴史の中で多くの学生を育成してきましたが、近年の少子化や生徒数の減少が影響し、他の中学校と共に統合されることとなりました。最終的には、2015年に新たに設立された旭川市立中央中学校にその機能が移される形で、聖園中学校は閉校しました。校舎はその後、2016年に北海道旭川高等支援学校として活用されています。

歴史的な沿革

聖園中学校の歴史は1947年5月にまで遡ります。この年に旭川市立第六中学校として開校し、当初は旭川市立青雲小学校の校舎を間借りして授業を行っていました。1948年には、学校名が旭川市立聖園中学校に変更され、旧校舎の第1期と第2期が完成し、その後の運営基盤が整いました。

1960年11月には新たに旭川市立北門中学校が設立され、一部の生徒と教員が転出することとなりました。1984年には新校舎が完成し、長年にわたって多くの学生に教育を提供してきました。

しかし、2011年6月、本校は旭川市立北都中学校および旭川市立常盤中学校と統合することが決定され、この組み合わせで新設校が常盤中学校の敷地内に建設されることとなりました。これに伴い、2012年12月には新設校が旭川市立中央中学校と命名され、2015年にはその新校舎に機能を移し、聖園中学校は公式に閉校されました。

統合計画の経緯

近年、聖園中学校を含む学区内の生徒数が減少していたため、統合の必要性が浮上しました。統合計画は時間をかけて進められ、2010年の時点では新設校の建設場所が宮下通り付近で検討されていました。しかし、利便性の観点から、2011年6月には新校舎の建設地を本校の敷地内から常盤中学校の敷地に変更することが決定されました。

この統合に対し、特に新町や亀吉地区の住民からは反対の声が上がりました。冬季の徒歩通学が困難であることが懸念材料として指摘され、旭川市はバス通学の補助を行う方針を示しました。それでも、関係者や市民の様々な意見が交わされる中で、最終的には2015年4月に新設校の開校と同時に、聖園中学校は閉校となりました。

最後に

旭川市立聖園中学校の閉校は、地域教育の変遷を如実に表しています。学校の跡地は新たな教育施設として生まれ変わり、地域に新たな可能性をもたらしています。教育の形は時代とともに変わっていきますが、聖園中学校で学んだ多くの生徒たちの思い出は、永遠に心に刻まれることでしょう。

もう一度検索