明の星女子短期大学

明の星女子短期大学

明の星女子短期大学は、埼玉県さいたま市緑区に位置し、学校法人明の星学園によって運営されていた私立短期大学です。1971年に開学し、2003年にその役割を終えました。通称は「明の星」として親しまれていました。

概要

開学当初は、英語科と仏語科の2学科体制で、入学定員は合計80名でした。1999年に学科改編が行われ、国際コミュニケーション学科として英語専攻とフランス語専攻の2専攻体制となりました。2001年度を最後に学生募集を停止し、2003年に廃止されました。

教育の特徴

本短期大学は、英語やフランス語を中心とした語学教育に重点を置いていました。また、一般教育科目として「キリスト教概説」という宗教科目が設けられていました。国際的な視野を広げるため、アメリカでの「英語圏の文明と文化」研修や、カナダでの「フランス語圏の文明と文化」研修が実施されていました。

学風と特色

「Florete, Flores！（花よ、花咲け）」をモットーに、カトリック教育に基づいた人格教育を重視していました。運営母体である聖母被昇天修道女会との連携も深く、宗教的な価値観を大切にする学風が特徴でした。学生や地域住民が参加する「学園バザール」や「クリスマスの集い」といったイベントも開催され、地域社会との交流も図られていました。

沿革

1937年：明の星学園が創設
1971年：短期大学として開学。英語科と仏語科を設置
1985年：英語科の入学定員を50名から80名に、仏語科を30名から40名に増員
1999年：英語科と仏語科の学生募集を停止し、国際コミュニケーション学科（英語専攻、フランス語専攻）を設置
2001年：学生募集を停止
2003年：廃止

基礎データ

所在地：埼玉県さいたま市緑区大牧770

学科構成

国際コミュニケーション学科
英語専攻
フランス語専攻
過去の学科
英語科
仏語科

取得可能資格

中学校教諭二種免許状
英語（英語科、英語専攻）
フランス語（仏語科、フランス語専攻）

キャンパス

創立50周年を記念して建設されたジュビリーホールを中心に、チャペル、カフェテリア、図書館などの施設がありました。図書館には約42,000冊の蔵書がありました。JR武蔵野線東浦和駅から徒歩でアクセス可能でした。

対外関係

ケベック大学（カナダ）
リヴィエ大学（アメリカ）

系列校

青森明の星短期大学
浦和明の星女子中学校・高等学校

卒業後の進路

卒業生は、四年制大学への編入学や、様々な分野へ就職していました。主な編入学先としては、埼玉大学、獨協大学、中央大学、共立女子大学、青山学院大学などが挙げられます。

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