明教寺

明教寺（めいきょうじ）

明教寺は、中華人民共和国安徽省合肥市廬陽区に位置する仏教寺院です。その長い歴史の中で、数々の変遷を経験してきました。

歴史

明教寺の起源は、南朝梁の武帝蕭衍の時代に教弩台が建立された鉄仏寺に遡ります。唐代の大暦年間には、宰相の裴休によって寺院が再建され、その際に「明教院」と改名されました。明代に入り、正式に明教寺と改称されました。

しかし、清の咸豊3年（1853年）に発生した太平天国の乱により、寺院は火災で全焼してしまいます。その後、同治9年（1870年）に寺院は再建され、光緒11年（1885年）には、太平天国の将であった袁宏謨が資金を募り、全面的な再建が行われました。この再建によって、1886年に大雄宝殿が完成しました。

昭和時代に入ると、日中戦争の影響を受けます。昭和12年（1937年）の冬には、寺院の一部の建築物が大日本帝国陸軍の戦闘機によって爆破されるという被害を受けました。さらに、昭和14年（1939年）には、日本陸軍の兵士によって明教寺が占領される事態となりました。

戦後、1981年9月には、安徽省人民政府によって安徽省文物保護単位に認定され、その文化的価値が認められました。1983年には、中華人民共和国国務院によって漢族地区仏教全国重点寺院に認定され、国家的な保護を受けることとなりました。2015年からは、地元政府による寺院の修復が進められています。

伽藍

明教寺の主要な伽藍には、以下のものがあります。

山門
天王殿
大雄宝殿
蔵経閣

これらの伽藍は、寺院の歴史と文化を物語る重要な構成要素となっています。

ギャラリー

[明教寺の写真や画像などを挿入]

脚注

[脚注があれば記述]

参考文献

安娜 (2012年9月14日). “[明]]教寺：曹操点将台 南朝古寺風雨千年” (中国語). ifeng.com. [https://fo.ifeng.com/chaosheng/shengji/detail_2012_09/14/17611424_0.shtml 2021年8月26日閲覧。 
(中国語) 『県伝城郭図』

もう一度検索