明日に向かって走れ-月夜の歌-

エレファントカシマシの9枚目のオリジナル・アルバム『明日に向かって走れ-月夜の歌-』は、彼らのキャリアにおいて重要な作品の一つです。前作から約1年1ヶ月ぶりにリリースされ、バンド最大のヒットを記録しました。

概要

本作は、オリコン週間アルバムチャートでマライア・キャリーの『バタフライ』に阻まれ2位となりましたが、邦楽アルバムチャートでは見事1位を獲得しました。その人気を受けて、2009年9月16日にはHQCD仕様で再発されています。

収録曲について

収録曲は全11曲で、作詞・作曲は宮本浩次が手掛けています（一部共作）。

1. 明日に向かって走れ (アルバムミックス)
13thシングル曲。アルバムミックスでは、キーボードとハーモニカの音がより前面に出たアレンジが施されています。
2. 戦う男 (アルバムバージョン)
14thシングル曲。シングルバージョンはフェードアウトで終わりますが、アルバムバージョンでは完奏となっています。
3. 風に吹かれて
本作発売後、16thシングルとしてリカットされました。
4. ふたりの冬 (アルバムミックス)
13thシングルのカップリング曲のアルバムミックスです。
5. 昔の侍
ストリングスアレンジが特徴的な楽曲です。
6. せいので飛び出せ!
ダンディーブラザーズ（高緑成治・宮本浩次）との共作です。
7. 遠い浜辺 (アルバムミックス)
14thシングルのカップリング曲のアルバムミックス。
8. 赤い薔薇
15thシングルのカップリング曲。
9. 月夜の散歩
10. 恋人よ
11. 今宵の月のように
15thシングル曲であり、バンド最大のヒット曲となりました。佐久間正英が編曲に参加しています。

演奏

アルバムには、以下のミュージシャンが参加しています。

佐久間正英：Keyboards
土方隆行：Acoustic Guitar (#11)
斉藤ネコカルテット：Strings (#5)
斉藤ネコ：1st Violin
グレート栄田：2nd Violin
山田雄司：Viola
藤森亮一：Cello
* 斉藤ネコストリングス：Strings (#5)

『明日に向かって走れ-月夜の歌-』は、エレファントカシマシの音楽性を確立した重要な作品であり、彼らの代表作の一つとして、今も多くのファンに愛されています。特に「今宵の月のように」は、彼らの代表曲として広く知られており、日本の音楽史に残る名曲と言えるでしょう。

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