明治安田生命ホーリーズ

明治安田生命ホーリーズ

明治安田生命ホーリーズ（めいじやすだせいめいホーリーズ）は、東京都八王子市を活動拠点とするラグビーチームです。明治安田生命保険を母体とし、現在は関東ラグビーフットボール協会が管轄するトップイーストリーグAグループに所属しています（2024-2025シーズン終了時点）。チームの愛称「ホーリーズ」は、エンブレムにも描かれる「ひいらぎ」を意味します。

歴史

チームは1930年（昭和5年）、立教大学OBの早川郁三郎氏の提唱により、明治生命ラグビー部として誕生しました。初代部長の稻田勤氏は「Always on the ball」を精神とし、「明治生命あってのラグビー部」として、仕事と競技の両立を目指す理念を掲げました。

戦前から活動しており、1941年には関東実業団リーグに参加。当時は高井戸にグラウンドがありました。1960年発足の関東社会人リーグでは初年度から1部参加も最下位で降格。1974年に1部復帰後、1987年まで1部にとどまりました。1988年に東日本社会人リーグが新設され、関東社会人リーグは実質2部となりますが、明治生命は参入基準を満たせず、関東社会人リーグでの活動を継続しました。全国社会人大会には1973年度、1974年度の2度出場しましたが、いずれも初戦敗退でした。

2004年、明治生命と安田生命の合併に伴い、明治安田生命ラグビー部となり、後に現チーム名となりました。2003年のトップリーグ開幕以降はトップイーストリーグを主戦場とし、各ディビジョンを経験しました。

主な成績推移（トップリーグ創設以降）

2003-2004: トップイースト10 5位（4勝4敗1分）
2004-2005: トップイースト10 10位（8敗1分）
2005-2006: トップイースト10 10位（1勝8敗）
2006-2007: トップイースト11 11位（1勝9敗）
2007-2008: トップイースト11 10位（1勝8敗1分）、関東社会人リーグ1部へ降格
2008-2009: 関東社会人リーグ1部 3位（9勝2敗）
2009-2010: 関東社会人リーグ1部 7位（5勝6敗）
2010-2011: 関東社会人リーグ1部 4位（6勝4敗）、トップイーストリーグDiv.2へ参入
2011-2012: トップイーストリーグDiv.2 2位（4勝2敗）、順位決定戦4位で残留
2012-2013: トップイーストリーグDiv.2 3位（5勝2敗）
2013-2014: トップイーストリーグDiv.2 2位（6勝1敗）、順位決定戦4位で残留
2014-2015: トップイーストリーグDiv.2 6位（2勝5敗）
2015-2016: トップイーストリーグDiv.2 3位（5勝2敗）
2016-2017: トップイーストリーグDiv.2 2位（6勝1敗）、順位決定戦2位でDiv.1へ昇格
2017-2018: トップイーストリーグDiv.1 9位（1勝8敗）、順位決定戦1位で残留
2018-2019: トップイーストリーグDiv.1 7位（3勝6敗）
2019-2020: トップイーストリーグDiv.1 6位（3勝6敗）、リーグ再編に伴いBグループへ参入
2020-2021: リーグ戦中止
2021-2022: トップイーストリーグBグループ 3位（4勝4敗）
2022-2023: トップイーストリーグBグループ 2位（6勝2敗）、入替戦敗戦により残留
2023-2024: トップイーストリーグBグループ 5位（2勝6敗）、入替戦勝利により残留
2024-2025: トップイーストリーグBグループ 優勝（7勝1敗）、入替戦勝利によりAグループへ昇格

下位リーグでは関東社会人リーグ1部で3度の優勝（1988年、1998-1999年A、2000-2001年A）およびトップイーストリーグBグループでの優勝（2024-2025年）実績があります。

選手

主な現役選手に山本圭佑主将、丸山将太郎・掛井雄馬両副将がいます。過去には元日本代表の熊谷直志氏が所属しました。

関連情報

活動拠点の東京都八王子市には、関連する大学ラグビー部の練習グラウンドも近隣にあります。親会社の明治安田生命保険、PentaOceanパイレーツ、明治安田生命硬式野球部なども関連事項です。

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