明治神宮野球大会中国・四国地区大会

明治神宮野球大会中国・四国地区大会

この大会は、大学野球の年間集大成ともいえる明治神宮野球大会へ駒を進めるため、中国・四国地区から唯一の代表校を選出する予選会として位置づけられています。正式名称は明治神宮野球大会中国・四国地区大会といい、1992年に現在の形式が始まって以来、例年10月下旬から11月上旬にかけて開催されています。

概要

明治神宮野球大会の大学の部には全国から限られた代表校のみが出場できます。中国・四国地区には、その出場枠が「1」割り当てられており、本大会はこの貴重な一枠を巡って争われる地区予選会です。

出場するのは、中国地方を代表する広島六大学野球連盟、そして同地区のもう一つの柱である中国地区大学野球連盟、さらには四国地区大学野球連盟という、各連盟の秋季リーグ戦を制した優勝チームです。これら強豪3校が激突し、見事勝ち抜いた1校にのみ、栄えある明治神宮野球大会への出場権が与えられます。

代表枠の歴史的変遷

中国・四国地区からの明治神宮野球大会への代表枠の選出方法は、時代と共に変化してきました。

1970年から1971年: 当時は広島六大学野球連盟と西部地区大学野球連盟から合わせて1校が選出されていました。
1972年から1979年: 中国・四国地区として枠が統合され、広島六大学と西部地区の代表決定戦を勝ち抜いた1校が地区代表となりました。
1980年から1991年: この期間は隔年出場という形式がとられ、広島六大学と西部地区が一年おきに代表校を送り出していました。
1992年から現在: 隔年出場制度が廃止され、広島六大学と西部地区（現在の中国地区大学野球連盟）の代表が毎年出場する現在の地区予選会の形式が確立されました。この年から本大会の歴史が始まっています。
1998年以降: 出場連盟に変更があり、1998年からは西部地区と広島六大学に、そして2000年からは、現在の出場資格である中国3連盟（広島六大学野球連盟、中国地区大学野球連盟、四国地区大学野球連盟）の優勝校による大会形式へと移行しました。

大会方式

本大会は、出場する3チームによる巴戦方式の総当たり戦で行われます。各試合の結果に応じて勝ち点が与えられ、その合計で順位を決定します。

勝ち点: 勝利したチームには勝ち点「2」が与えられます。引き分けの場合は両チームに勝ち点「1」、敗戦した場合は勝ち点「0」となります。
* 指名打者制: 試合には指名打者制度が採用されています。

この方式により、各チームは短期間に全ての相手と対戦し、最も多くの勝ち点を獲得したチームが地区代表として神宮大会への切符を手にすることになります。

その他

大会の記録として、歴代の出場校や地区代表校に関する情報が蓄積されています。これらの情報は、大会の歴史を振り返る上で貴重な資料となっています。

本大会に関連する連盟として、出場校を輩出する広島六大学野球連盟、中国地区大学野球連盟、四国地区大学野球連盟があります。これらの連盟における秋季リーグ戦の優勝が、この地区大会への出場資格となります。

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