星から来た二人

ピンク・レディーの「星から来た二人」



ピンク・レディーアルバム『星から来た二人』は、彼女たちのオリジナルアルバムとしては2枚目にあたる作品で、1978年11月5日にビクター音楽産業からリリースされました。音楽シーンにおいて新たなページを刻むこととなったこのアルバムは、今なお多くのファンに親しまれています。

アルバムの概要


このアルバムは、1994年12月にCD化され、さらに2006年8月には紙ジャケット仕様として再リリースされました。収録されている楽曲は、すべて作詞を阿久悠が手掛けており、作曲は都倉俊一が担当しています。アルバムには多彩な楽曲が取り揃えられ、ピンク・レディーの魅力が存分に発揮されています。

収録曲の紹介


Side A

  • - 百発百中
《編曲:田辺信一
日本テレビ系『NTVザ・ヒット! ピンク百発百中』のテーマ曲。番組内では「百発百中!のテーマ」と改題されて使用されました。
  • - 千の顔を持つ女
《編曲:田辺信一
その名の通り、多面的な女性を描いた楽曲です。
  • - ミステリー・ツアー
《編曲:都倉俊一
神秘的な要素を取り入れた聴き応えのある作品です。
  • - フレンズ
《編曲:萩田光雄
この曲はアニメ『ピンク・レディー物語 栄光の天使たち』のエンディングテーマのカバーです。
  • - 星から来た二人
《編曲:萩田光雄
同じくアニメに使用されたオープニング主題歌のカバーであり、歌詞はメンバーの苦労を反映しています。
特に「星から来た二人」については、ピンク・レディーは過去に歌手を目指して夜な夜な川原で練習を重ねていたエピソードが歌詞に込められています。興味深いことに、作詞家の阿久悠にはこの話を伝えていなかったそうで、後に未唯の発言が話題となりました。

Side B

  • - 2001年愛の詩
《編曲:田辺信一
日本テレビの『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の第1回目のメインテーマ曲として注目を集めた作品です。
  • - コマーシャル・ソング・メドレー
《編曲:田辺信一
様々なCMソングを組み合わせたメドレーで、聴く者を楽しませる内容です。
  • - スーパーモンキー孫悟空
《編曲:田辺信一
TBSの番組『飛べ!孫悟空』の主題歌でもあり、シングル『透明人間』のB面にも収録されています。

アルバム制作の背景


ピンク・レディーは、デビュー前から歌手としての夢を抱き、努力を重ねてきた才能ある二人組です。『星から来た二人』はその集大成とも言える作品であり、阿久悠の詩や都倉俊一のメロディが見事に絡み合っています。彼女たちの個性的なスタイルはもちろん、アルバムを通して彼女たちの成長を感じることができるでしょう。アルバムの各楽曲は、ポップでありながらも深い思いが込められており、それぞれの背景に触れることで、より一層楽しむことができます。

現在も色あせることのない『星から来た二人』は、ピンク・レディーの音楽的遺産として、多くの新しいリスナーにも受け入れられている作品です。

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